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埼玉9区野党共闘市民連絡会 2周年記念講演会 市民と野党の共闘で未来を拓く
講演を行う五十嵐氏
講演を行う五十嵐氏
 「アベ政治はいやだ!埼玉9区野党共闘市民連絡会」が結成2周年をむかえ、飯能市民センターで記念講演会が開かれました。
 今年は選挙の年という事で、事務局長を務める秋山淳子さんから「いつ何が起きても対応できる構えで、戦争を起こそうとする安倍政権を止めるまで頑張りましょう!」との挨拶がありました。

 記念講演は、五十嵐仁法政大学名誉教授による「市民と野党の共闘で未来を拓く」。
 ゴーン氏逮捕、五輪の不正など、企業・政治・行政の私物化で問題だらけの今の政治。五十嵐氏は「背広を着たフェイク(嘘)に騙されてはいけない。『隠す、誤魔化す、嘘をつく』が安倍政権のやり方。私たちは『忘れず、諦めず、手を繋ぐ』で対抗していこう」と呼びかけました。

  憲法改正を阻止する勝負の年

 憲法問題について、安倍首相は、昨年はとうとう改憲発議ができませんでした。
 五十嵐氏は「この背景には世論が変わった事がある。『安倍さんの元での改憲は危ないのでは』と、3000万人署名の活動を通じて世論が変わってきた」と指摘。「この夏の参院選は、主権を行使できるチャンス。改憲阻止の歴史的意義をふまえ、一人区での野党共闘の広がりを再現できれば、与党議席を3分の2以下にすることは可能。その前哨戦である統一地方選で、どれだけ安倍さんを追い詰められるかがが鍵」と述べました。

 活路は共闘にあり

 五十嵐氏は野党共闘について、「異なっているからこそ一致点を探して手を結ぶ必要が出てくる。東京駅から大阪へ行きたい、広島に行きたい、九州に行きたい。到達点はバラバラでも、当面の行き先が一緒なら、同じ列車に乗って名古屋まで行けばいい。『安倍首相の元での改憲阻止 』という当面の行き先は、はっきりしている。この間、野党共同の合同ヒアリング、原発ゼロなどの共同提案、院内集会などが行われてきた。民主党政権の時はそうした動きはなかったが、今度はその先の野党連合政権を見据えた準備が始まっている」として、野党共闘の重要性と展望を示しました。
 また「野党共闘にあたって、1つだけ言うとすれば『過去を問うてはならない』。政策で一致できる点があるなら、手をつなぐしかない。幅を広げて味方を増やすことが大切。敵を孤立させなければ、相手は包囲できない」と指摘しました。
 五十嵐氏は講演の最後に、「憲法は未来を拘束する。戦争できる国家ではなく、自由で民主的な平和国家を次の世代に引き継ぐ責務が私達にはある。憲法12条にある『不断の努力』。雨の日も雪の日も続けている私たちの運動は、日本の民主主義と人権を守る貴重な行動。全国でのこうした運動が国を変える爆発的な力になると確信している。改憲発議阻止、参議院でのねじれ、総選挙での政権交代という三段跳び戦略で、平和国家を次の世代に!」と結びました。
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