所沢通信基地にオスプレイ着陸
日本共産党など防衛省に抗議と要請
防衛省に要請する塩川議員（こちら向き前列右から５人目）ら＝４日、衆院第２議員会館＜赤旗紙より＞
日本共産党の塩川鉄也衆院議員と党埼玉県議団、所沢市をはじめとする近隣の市議団、狭山市平和委員会は４日、米空軍の特殊作戦機ＣＶ22オスプレイが所沢通信基地で行った離着陸訓練にかかわって、飛行と訓練の中止と、同機の米軍横田基地配備撤回を米軍に求めるよう防衛省に要請しました。要請には伊藤岳参院選埼玉選挙区予定候補も同席しました。
米軍、所沢基地で訓練実施と
防衛省の担当者は、ＣＶ22が２日、埼玉県内で訓練を行った事実関係について、米側から「米軍所沢通信基地（所沢市）において離着陸訓練を行った」との回答があったと答えました。米軍大和田通信所（新座市、東京都清瀬市）については確認中だと述べました。
塩川氏は、米側がすでに示しているＣＶ22の訓練場ではない所沢・大和田両施設での訓練に対し、「政府として米軍に抗議すべきだ」と要請しました。
安保条約上、米軍は日本の施設・区域の全てでＯＫと
防衛省の担当者は、「米側に情報提供を求める。住民に与える影響を最小限にとどめるように働きかける」と述べる一方、「安保条約上、米軍は、日本国内の施設・区域の使用を認められている」と答え、ＣＶ22が国内の米軍施設のどこでも訓練できることを示しました。
入間基地にも来る可能性ある
狭山市から参加した平和委員会・大澤進代表理事が、「こうした訓練は入間基地でも行うのか」と質しましたが、担当者は「答えられない」と発言。さらに大澤氏が「入間基地に来る場合、事前に協議する事案か」と尋ねると「そうだ。但し、緊急の場合はその限りではない」と答弁しました。
ＣＶ22の横田基地配備撤回を!!
塩川議員は、「所沢通信基地を訓練場として使うことは基地機能の強化であり、全面返還を求める地元の声に逆行する。ましてや危険なＣＶ22による訓練など断じて認められない」と厳しく抗議し、同機の横田基地配備撤回を求めました。
