狭山市民会館の駐車場の確保を！
日本共産党・猪股嘉直市議が主張
様々な催しが行われ、度々駐車場が満車になり、入間川の対岸にある駐車場まで行く必要があり、利用者にも不便をかけています。＜市ＨＰより＞
日本共産党の猪股嘉直市議は第４回定例市議会の一般質問で、狭山市民会館の駐車場問題を取りあげました。
猪股議員がこの問題を取りあげたのは今回で３度目になります。一向に改善の兆しが見えないことと同時に新たな問題が起きているからです。
市民会館駐車場40台分の確保は病院の責任で
狭山市民会館の隣に民間病院の救急機能と病棟機能を併せ持った施設が昨年11月に完成し、開業しています。
このこと自体、狭山市民にとって喜ばしいことです。問題は、この病院建設に伴って、狭山市民会館の駐車場スペースが40台分減らされた事です。これは病院建設・開業に相まって市道の拡幅を行い、市民会館の敷地内駐車スペースを削ったためです。
この道路は以前からの計画で拡幅を予定していたのですが、病院建設のために早まることになったのです。その際、市と病院側との話し合いで、市民会館の駐車スペースの減少分については、病院の責任で確保するとの約束がなされていました。
猪股議員がこの問題を議会で取りあげてきたのは、当初の約束が果たされないまま推移してきているためです。
今回の質問でも、担当部長は「機会あるごとに病院には駐車スペースの確保について実現することを求めている」と答弁しました。
猪股議員は、その割には進んでいないことを捉え、「病院の対応は市に対して誠意のあるものか」とも確認しました。市は「誠意はある」との答弁をしました。
病院利用者が市民会館駐車場に
猪股議員は新たに把握した問題として、民間病院の駐車場は、
①有料であること
②利用できる人は、救急患者の 関係者と病院の見舞客だけ
③病院に出入りする、医薬品、 医療機器の搬入時は、病院内 北側にある専用の駐車場を無 料で利用できること
④医薬品、医療機器等の営業の 時は、それらの病院内駐車場の 利用ができず、他の施設を自 分で探して駐車すること
となっている、決まりがあることを紹介しました。
猪股議員は、市民会館駐車場の警備員から、直接聴取した内容として「市民会館駐車場に車を停め、直接病院に入る人を何人も見かけている」理由として、「病院の駐車場が満車だったり、あるいは満車でなくとも、有料だからこちらに停める人もいるのでは」という声を紹介して、市が病院に対して対策を申し入れることを求めました。
また、病院に出入りする営業マンが病院駐車場を使えず、他を探すとした場合、駐車場施設は最も近いところでも数百メートルから１㎞ぐらい離れた所にしかないため、てっとり早く、市民会館やＪＡ、大型スーパーなどへの不法駐車が考えられます。この点でも病院への善処を求めるよう要求しました。
担当部長は「取り組んでいく」と答弁しました。
入間川対岸の臨時駐車場では
猪股議員は、「病院ができる前から市民会館駐車場が一杯になり、入間川の対岸にある臨時駐車場まで停めにいくケースがある。利用者、特に高齢者にとっては深刻な問題である」として、早急な解決を求めました。
