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第3回 地域公共交通会議 各地域から「ルート存続を」の声
狭山市の今後の交通政策のあり方を検討している「狭山市地域公共交通会議」の第3回の会議が8月8日に開催されました。 今回の会議では、第2回の会議で示された「たたき台」について、委員から出された意見に市の意見を付した資料が配布されました。
 ある委員からは「今回の目的は『高齢者や障害者の移動手段の確保・充実』だと認識している。こうした方々の要望をを知ることが不可欠ではないか」との意見が出されていましたが、これに対して市は、「高齢者等に特化したものではなく、交通空白地の解消を目的としている」と回答しています。
 この考え方は、今回の見直し方針の随所に見られますが、「茶の花号」はもともと高齢者の敬老祝い金を削減した際、代替案として高齢者の生活の足の確保を目的に導入されたものです。交通空白地の解消は重要ですが、当初の目的をきちんと踏まえた対応が必要です。

具体的なルート見直しの意見

第2回の会議で示された「茶の花号」運行ルート変更については、各地域の委員らが、地元要望を元に意見を寄せました。
 柏原からは「通勤通学コースの運行本数を見直せば、経費が抑えられるのではないか」、狭山台の委員からは「路線バスとの接続がカギ。赤坂の先まで延伸して、川越、所沢へのアクセスもできるようにしては?」との意見が。また、狭山地内への延伸が検討されている奥富循環コースについては、「東小北側の信号を右折するルートは道が狭く、学童の通学路にもなっている。その先の団子屋さんまで延長できないか?」などの具体案も出されていました。

廃止路線について「存続」の声

「たたき台」では、路線バスと重複するルートについては「廃止する」との方針が出されていますが、対象となっている柏原地域からは、「今年の3月にダイヤが改正され、路線バスの本数も減った。今のままでは宝荘の利用者などが不便になる。ルートの全廃については一考していただきたい」との意見が出されました。
 また、奥富地域からも「自治会長会議で報告したところ、前田住宅の住民から『サンパークに近い前田住宅のバス停だけでも活かしてもらえないか』と77筆の署名が寄せられた。署名は事務局に届けたが、ここを通るルートを検討してもらえないか」との意見がありました。
 事務局は「この場で決定する事ではないので、頂いたご意見を参考に、次回の会議で具体案を提示したい」と述べました。
 今後のスケジュールについては、9月下旬ごろに開催予定の第4回会議に、これまでの意見を元にしたルート案が示される予定で、10月に予定さている第5回会議で「ある程度の方向性の確認」を行う予定との事です。
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