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第2回 地域公共交通会議 市から見直しの方向性示される
5月31日に開かれた第2回狭山市地域公共交通会議では、今後の市内循環バス(茶の花号)のルート見直しについての要点や、新たな地域公共交通のあり方などについて、市から具体的な案が示されました。

空白地域解消などを目的に

 見直しの主軸となる茶の花号については、運行の目的を@交通空白地域の解消、A高齢者、障害者等の交通弱者対策への配慮、B公共施設等の利用に係る利便性の向上とし、これをふまえて、「路線バスとの重複を回避」「ルートの延長、新設は、スクラップアンドビルドの考え方で検討」「運賃体系の見直し」「利用促進につながる施策」「広域連携の具体化と企業や病院等の送迎バスの検討」の5点を見直しの要点としています。

要望反映の一方で廃止路線も

 具体的なルートの見直しについては、8つの延長案と、3つの廃止・変更案が示されました(左囲み参照)。
 市の説明では「これまで市民や議会から要望のあったものをたたき台として示したもので、実際に運行できるかどうかの検証はこれから」とのことですが、入間市との広域連携をはじめ、交通空白地域となっている狭山地域や入曽方面から市役所へのルートなど、一定の市民要望が反映されています。
 一方、路線バスと重複しているとして、廃止・変更案が出されているルートもあります。
 現在、70歳以上の方には、茶の花号の「特別乗車証」が発行され、1回100円で利用が可能です。しかし路線バスでは利用できないため、単なるルートの廃止では、利用者に負担が生じることになりかねません。

具体的要望に向けた意見を

 ルート変更と併せて検討されているのが、茶の花号の利用促進策です。市の案では、今後、ポイントカードの交付(乗車回数に応じてポイントが付き、一定数たまると特典がもらえる仕組み)をはじめ、回数券の発行、定期券制度の導入などについても検討していくとしています。
 また、「特別乗車証」について、現在の「70歳以上100円均一」という制度を廃止し、「75歳以上を対象としたシルバーパス(無料乗車証)」の導入について検討するとしています。 シルバーパスについては、高齢者の運転免許証返納への対応も含めて検討する方向性が示されました。
 日本共産党狭山市委員会と党議員団では、これまで要望・指摘してきた事項が一定反映されている点を評価しながら、「シルバーパスを路線バスでも利用できるようにするなど、より市民が利用しやすいものになるよう具体的要望を行っていきたい。ぜひ市民の皆さんからのご意見をお寄せください」と述べています。

提案された見直し案

(1)交通空白地域の解消と利便性向上
@水富循環コースの広瀬台地域及び入間市方面への延長
狭山市駅西口→稲荷山公園駅→広瀬交差点→広瀬分署→奥州道交差点→日生団地→虹の遊歩橋→広瀬交差点→西口

A奥富循環コースの狭山地域への延長
新狭山駅→狭山ケーブルテレビ→入間川東小→石心会→市民会館→イオン狭山店→上奥冨→梅宮神社→新狭山駅

B堀兼循環コースのあぐれっしゅ元気村までの延長
新狭山駅→堀上→あぐれっしゅ元気村→堀兼神社北→狭山台4丁目東→新狭山駅

C堀兼循環コースの中新田集会所方面への延長
新狭山駅→中新田(右回り)・堀下(左回り)→中新田集会所で折り返し→新狭山駅

D入曽東循環・通勤通学コースの東急狭山台団地内の延長
入曽駅→東急一条通り→団地の東端→東急中央→入曽駅

E入曽東循環コースのあぐれっしゅ元気村、特養ホーム(オリーブ)方面への延長
 入曽駅→堀兼神社→山王保育所→あぐれっしゅ元気村→上赤坂交差点→特養ホームオリーブで折り返し→入曽駅

F入曽西循環コースの水野地域(三商、武蔵藤沢駅折り返し)への延長
入曽駅→水野公民館→武蔵藤沢駅で折り返し→入曽駅

G入曽東循環コースの市役所までの延長または新設
 入曽駅→入曽交差点→富士見→市役所→狭山市駅東口→富士見通り→入曽交差点→入曽駅

(2)路線バスと重複しているルートの見直し
@水富循環コース(稲荷山公園駅〜狭山市駅西口の廃止)
当該ルートを廃止し、稲荷山公園駅の発着にする

A柏原循環コース(循環コースの廃止)
当該ルートを廃止し、路線バスの増便を要請

B奥富循環コース(ルートの一部廃止及び見直し)
当該ルートを廃止し、奥富神社、廣福寺、奥富公民館へ

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