狭山市公共施設等管理計画の具体化始まる
智光山荘と勤労福祉センター、今年度で廃止の案
廃止する方向が確認された智光山荘。
狭山市議会の総務経済委員会協議会が６月13日に開催され、狭山市環境経済部から、「智光山荘・勤労福祉センターの今後の対応」についての報告が行われました。
利用者減と市の経費負担増
報告では智光山荘が竣工以来37年間、勤労福祉センターは40年間が過ぎ、利用者数の減少が顕著になってきたこと、老朽化と耐震工事の未実施（両施設とも耐震工事の義務化はない建物）、市の経費負担増が今後さらに見込まれることなどから、廃止する方向を確認したとのこと。
管理者は利用増のため奮闘
担当部の報告では、指定管理者として管理を行っていた智光山パークマネジメントＪＶは、利用者の増加を図るために、「手ぶらでバーベキュー」「宿泊パック」などの新サービスの発掘や、接客、清掃の努力などで頑張ってきたが、利用減をくい止められなかったとのことでした。
両施設を廃止する今後の進め方としては９月中旬に「労働福祉審議会」、同下旬に「庁議」、12月に市議会に「廃止条例の上程」、可決されれば来年３月で廃止となります。
日本共産党の猪股嘉直議員は、利用のための努力の内容を確認し、「手ぶらでバーベキュー」などは残せるのかと質しました。
市民の率直な声をあげよう！
こうした政策決定には市民の意見が反映されなければなりません。公民館等にある「私の提案」などで、市民の声を市に届けましょう。
