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大沢えみ子議員の一般質問 台風の被害を教訓に 避難所の見直しを
日本共産党の大沢えみ子議員は、9月議会の一般質問で、今年3月に改訂された地域防災計画について、先の台風被害をふまえて質問を行いました。
 今回改訂された地域防災計画は、東日本大震災をはじめ、土砂災害など各地での災害をふまえて見直しが行われたもので、「実効性」「わかりやすさ」「男女共同参画や要援護者の支援」「想定外をなくす」という4点が改訂方針となっています。
 大沢議員は、東日本大震災後の一般質問で、女性の視点・福祉避難所・ペットの対策・自宅避難者への対応・放射能相談窓口の設置などを計画に盛り込むようにと指摘しており、これらが具体的に盛り込まれた点は評価しながらも、実際の対応がどうであったか、今回の台風での対応について質しました。

計画と違う場所に避難所が

 8月22日に台風9号が上陸した際、狭山市でも大雨洪水警報が発令され、入曽、入間川、柏原、水富の4地区7カ所に避難所が開設されました。
 しかし、水富地区では「洪水・内水氾濫」では「使用しない(×)」となっている水富公民館と広瀬公民館が避難所に指定されました。
 また、入曽地区ではそもそも避難所に指定されていない入曽公民館に避難所が開設され、地域の住民からは「ハザードマップと違っている」との声が寄せられています。
 大沢議員がこの経緯を質したところ、市民部長は「土砂災害警戒区域として水富・広瀬公民館を指定、入曽公民館は帰宅困難者を想定して指定した」と答弁。しかし、市民に全戸配布されている防災マップの表記では、水富公民館・広瀬公民館は「水害時には使わない」と読み取れます。
 入曽地区では当時、不老川のいっ水により道路が通行止めになっていた個所もあり、「入曽公民館にたどり着けなかった」「小学校の前の道路が川のようになっていて歩けなかった」「公民館ならば水野公民館の方が高台にあって安全だった」との意見も寄せられています。
 大沢議員はこうした声を紹介しながら、「早急に避難所の指定について、現状に即した見直しを」と求め、市民部長は「計画改訂の時期をとらえて対応していきたい」と答えました。

早急に検証と対策を

今回の台風では、狭山市内で床上浸水48戸、床下浸水299戸と大きな被害を出しています。
 大沢議員は「市の被害予測、事前準備、連絡体制などに不備はなかったのか。今後に活かしていくための綿密な検証を」と求めました。
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