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戦後70周年 戦没者追悼平和祈念式典
講演する中島さん
講演する中島さん
二度と戦争を繰り返さない決意

9月27日、狭山市民会館で戦後70周年狭山市戦没者追悼祈念式典が開催されました。
 平和祈念式典は毎年開催していますが、今年は戦後70周年にあたることから、戦没者追悼式典と同時開催で行われ、多くの遺族の方々が参列して戦没者への献花を行いました。
 遺族代表として追悼の言葉を述べた前狭山市長の仲川幸成氏は「父親の遺骨として返された箱には小さな木札しか入っていなかった。私たちのような遺族を二度と作ってはいけない」と述べました。
 第2部では、8月6日に行われた広島の平和記念式典に参加した市内の中学生の感想発表が行われました。狭山市では毎年8月に数名の中学生を広島に派遣していますが、今年は戦後70周年ということで、市内全9校から代表が参加しました。
 生徒たちは、「目を背けたくなる資料の数々。原爆はこの世にあってはならない物だと感じた」「核兵器をなくしていくためには、お互いの価値を認め合う事が必要」「被爆者の方が高齢化する中、自分たちが後世に伝えいなかなくてはいけない」など、それぞれが現地で体験し、感じた事を自分の言葉で報告し、会場から大きな拍手が送られました。

 後半は、広島で被爆体験をされた堀兼在住の中島寿々江さんが講演を行い、原爆投下の1週間前に両親の家に引き取られたため、自分は大きな難を逃れたが、それまで一緒に住んでいた叔母と祖母は黒こげになって亡くなったこと、6歳と9歳だったいとこは、当初、無傷だったのに、その後「苦しいよ、苦しいよ」と言って、相次いで亡くなったことなど、実体験に基づき、当時の様子をくわしく語って下さいました。
 中島さんは「人間、あったら使うんです。核兵器をこの世に存在させてはいけない。一人の力は小さいけれど、平和都市の狭山市から平和を一歩ずつ始めていけたら」と結びました。

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