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入曽駅へのエレベーター設置へ 国と県へ意見書提出
 11月26日から開会されている狭山市議会12月定例会で、入曽駅のエレベーター設置に向けた補助金適用を求める2本の意見書が全会一致で採択されました。
 
危険な駅の解消 切実な願い

 西武新宿線入曽駅は、エレベーターがなく、エスカレーターも下りホームに1箇所しかありません。利用者はホームを移動する際には70段もの階段を上り降りするか、踏切のある危険箇所を迂回して反対口へまわるしかありません。
 こうした状況をなんとか改善して欲しいと、地元住民らが「入曽駅にエレベーター等の設置を求める会」を結成。入曽駅のバリアフリー化を求めて、2万筆の署名を西武鉄道に届けるなど活動を行ってきました。
 日本共産党議員団でも、住民からの声を受け、車椅子での入曽駅現地調査や、国土交通省とのレクチャーなどを開催。議会でも、一般質問で繰り返し取り上げてきました。
 入曽の区画整理事業断念などの経緯もあり、なかなか進まない時期もありましたが、粘り強い住民運動により、今回、ようやく来年の事業実施に向け、事業者からの申請がなされることになったものです。
 
早期実現に向けて後押し

 バリアフリー法に基づく整備では、国と県の補助金、鉄道事業者で3分の1ずつ負担して事業を実施することになります。 9月議会には入曽地区の自治会連合会からの要望書も提出され、狭山市議会でも各会派から「早期の事業化」を求める声が出されていたことから、総務経済委員会で、意見書提出に向けた調整が行われていました。
 今回提出されたのは、国に対して「地域公共交通確保維持改善事業の補助金適用を求める意見書」と、県に対して「みんなに親しまれる駅づくり補助金の適用を求める意見書」の2本で、26日の本会議初日に市議会各会派代表の連名で提出され、全会一致で「早期事業化に向けて補助金の適用を」との内容が可決されました。
 各補助金が採択され、来年度の事業実施となる場合は、早ければ来年8月頃に着工、年度内にはエレベーターが完成することになります。
 日本共産党議員団では「住民の皆さんの切実な願いが実現するよう、早期完成に向けて、引き続き後押しをしていきたい」と話しています。



西武新宿線入曽駅にエレベーターを設置するため地域公共交通確保維持改善事業の補助金適用を求める意見書

 西武新宿線入曽駅へのエレベーター設置は、駅利用者が公共交通機関を安心して利用することができるよう、設置に向けた要望等が市議会に対して提出されるなど、地域住民の願いは日々高まってきている。
 入曽駅エレベーター設置については、入曽駅東口地区の市街地再開発事業との関連からその取り組みを先送りにしてきた経緯がある。この事業は一部の理解が得られず、断念せざるを得ない状況に至ったことは誠に残念であるが、今後は優先すべき新たな課題の解決に向けた支援をしていくものである。
 (中略)バリアフリーの考え方が浸透し、誰もが利用しやすい駅としての環境整備が強く求められており、特に公共交通機関においては、エレベーターはなくてはならない設備としてその必要性が叫ばれている。
 市議会としても、多くの駅利用者への影響を考え、地域福祉の一端を担う公共交通機関の設備のさらなる充実に向け、入曽駅へのエレベーター設置は、喫緊の最重要課題であると捉えている。
 よって本市議会は「地域公共交通確保維持改善事業」の趣旨に則り、バリアフリー化、公共交通の利用環境改善、地域鉄道の安全性の向上に資するため、西武新宿線入曽駅エレベーターの設置実現に向け、早期事業化が図られるように補助の適用を強く求めるものである。
               埼玉県狭山市議会

※同様の内容で、県に対して「みんなに親しまれる駅づくり事業補助金」の適用を求める意見書を採択

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