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防衛省レクチャー =塩川議員が質す=
入間基地隣接留保地に災害対策拠点施設?
防衛省から説明を受ける塩川衆議院議員(こちら向き左から1人目)と猪股市議(左から3人目)
防衛省から説明を受ける塩川衆議院議員(こちら向き左から1人目)と猪股市議(左から3人目)
日本共産党の塩川鉄也衆議院議員は、8月7日に防衛省の防衛政策局、人事教育局、経理整備局の職員に面会し、「(狭山市・入間市に対して行われた)入間基地隣接留保地に関する防衛省からの情報提供について」の説明を受けました。
 この防衛省レクチャーには狭山市、入間市の日本共産党議員団と両市の平和委員会代表も参加しました。

入間東町に災害対処拠点施設!?

 防衛省は、6月に両市に対し、入間市東町側の留保地への災害対処拠点施設の整備が検討されていることや、全国に散らばる自衛隊病院の集約化の一環として、入間基地内に新病院を整備することも選択肢の一つになる可能性があることを説明していました。

空き地確保で訓練実施も

 塩川議員は「入間基地の拡張、拡大につながるのではないか」と指摘しましたが、担当者は災害対処拠点施設や新病院の整備について、決定はしていないとし「留保地の利用については地元自治体に協力を求めながら調整したい」と述べました。
 また、災害対処拠点施設について、建物の建設はしないで空き地を確保することも検討し、そこで訓練などが行われることも考えられることを明らかにしました。
 塩川議員は、留保地で日常的に訓練が行われれば地域住民に大きな影響が出るとし、地域や自治体への説明を求めました。

「災害のため」を口実に推進?
 狭山市から参加した猪股嘉直市議は、「新病院の建設については、入間基地という輸送の拠点で、運行範囲が著しく広大に拡がるC2輸送機の配備も考えられていることから、戦時医療につながる懸念もある。検討中と言っているが、決定されたならば、どんどん進められるだけ。市民の安全がますます守れなくなる。今のうちに反対を表明し、市民に知らせる必要がある。防衛省は『災害のため』を口実にして反対の動きを牽制するだろう」と述べていました。


塩川議員提出の質問項目(概要)

@防衛省が狭山・入間市に行った基地跡地留保地(入間市東町)の利用に関する情 報提供の内容。特に「災害対策拠点施設」について。
A「自衛隊病院等あり方検討委員会」報告書(2009 年8月)における自衛隊病院集約化の構想につい て。その中で「新病院 飛行場隣接(航空医学機 能)」について。
B立川基地と入間基地にある「航空医学実験隊」の 概要。
C海自「潜水医学実験隊」は横須賀病院(潜水医学 機能)と同一施設にある。また、陸自「部隊医学 実験隊」は自衛隊中央病院に隣接している。その 理由は。立川基地にある部隊を含め「航空医学実 験隊」は、航空医学機能を持つ飛行場隣接の新病 院と同一施設または隣接することとなるのか。
D空自「航空機動衛生隊」(小牧)の概要について。
E「航空機動衛生隊」の隊長は、自衛隊岐阜病院の 医官たる一等空佐が兼務している。「自衛隊病院 等あり方検討委員会」報告書では、岐阜病院は廃 止の対象になっており、新病院が集約の受け皿と なりうる。であれば、「航空機動衛生隊」が入間 基地に移設されることはないのか。
F防衛省が説明する「災害対処拠点施設」とは、航 空医学実験隊及び航空機動衛生隊ではないのか。
G防衛省の狭山・入間市への説明では「入間基地に 災害対処拠点施設を整備する方向で検討」「病院 の配置場所については、入間基地も選択肢の一つ」 とあるように、入間基地内に病院及び災害対処拠 点施設を整備することが選択肢に挙がっている。 そうであれば病院及び災害対策拠点施設を基地跡 地留保地(入間市東町)に整備することは、入間基 地の拡張、拡大になのではないか。
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