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広森すみ子議員が一般質問
一人一人の子どもに行き届いた教育を
グランドを駆け回る子供たち。(記事の内容とは関係ありません)
グランドを駆け回る子供たち。(記事の内容とは関係ありません)
日本共産党の広森すみ子議員は6月議会の一般質問で、「少人数学級の実施」、「特別支援学級の増設」について取り上げました。

少人数学級の実施について

 現在の学級編成は、小学校1年・2年は35人、中学1年が38人で、それ以外は40人の定数で行われています。例えば、小学校2年生に78人の児童が在籍するとき、3学級とも26人になりますが、3学年になると、2学級になり、39人のクラスになってしまいます。
 広森議員は、「教師が子どもたちと向き合う時間を確保し、きめ細かな指導を行うために、狭山市独自で、3年生以上の学年も35人学級の実施を」と主張し、教育長の見解を求めました。

学校統廃合での節減分
を少人数学校に!


 教育長は、「少人数学級の効果は認められるが、教員の確保が難しい状況にあり、文部科学省の教職員定員定数改善計画を注視していきたい」と答弁しました。
 広森議員は、「県内でも自治体独自に少人数学級を実施している自治体がある。狭山市は学校の統廃合で経費を節減している。その分を少人数学級の実施に振り向けるべきではないか」と市長の見解も質しました。
 市長も教育長と同様の答弁でした。

通級指導教室の増設を!

 障害がある子どもが通う特別支援学級は、狭山市では小学校11校と中学校4校に設置されていて、在籍児童生徒数は136人。また、通級指導教室(表※参照)は狭山台小学校に30名、入間川東小に24名、中央中学校に7名が通っています。通級指導教室は親が送り迎えをすることになっていて、市内全域から1つの学校(教室)に通うのはとても大変です。
 広森議員は、特別支援教育の体制整備のため専任のコーディネーターの配置と、通級指導教室を増やすことを求めました。

27年度増設に向けて検討中と

 学校教育部長は「専任のコーディネーターは教員数が少ないので難しい。専門機関と連携しながら特別支援教育の推進を図る」と答弁。教育長は「通級指導教室を希望する児童生徒数が増加傾向にあり、27年度に増設の方向で検討している」と答弁しました。


※通級による指導とは  

小・中学校の通常の学級に在籍している、言語障害、情緒障害、弱視、難聴などの障害がある児童生徒のうち、比較的軽度の障害がある児童生徒に対して、各教科等の指導は主として通常の学級で行いつつ、個々の障害の状態に応じた特別の指導(「自立活動」及び「各教科の補充指導」)を特別の指導の場(通級指導教室)で行う教育形態です。
 1993年4月に制度化されました。制度化以降、通級による指導の対象者は年々増加しており、埼玉県の資料では、初年度は178人だったものが、2013年度には3,006人になっています。

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