臨時市議会 開催雪害対策の補正予算など５件
大雪被害を調査する党県議団
４月24日、狭山市議会臨時会が開催され、先の大雪で被害にあった農家への補助金などを盛り込んだ補正予算等、５件の議案が承認されました。
農家の再建に向けた支援が
２月の大雪では狭山市内でも大きな被害が出ており、農家の再建に向け、国や県で緊急支援が検討されてきました。
今回の補正予算では、倒壊したハウスについて、自治体が主体となって解体・撤去作業を行う場合に、国と市が２分の１ずつ補助するとして、２５００万円が計上されました。
また、ハウスの修繕等についても、国と県、市がそれぞれ補助を行い、農家の負担は10分の１で実施できるようにしています。次年度の作付用種代への補助も含め、総額３億６２００万円の予算が計上され、全会一致で承認されました。
国保４割軽減の世帯が拡大
国民健康保険（国保）特別会計の補正予算では、法令改正により、４割軽減の対象世帯が拡大されることになりました。
国保税は、世帯の収入に応じた法定減免の制度があり、狭山市では世帯の収入に応じて保険料の４割もしくは６割を軽減する措置を行っています。
日本共産党の広森すみ子議員が「具体的なモデル世帯でどのように変わるのか」と質したところ、標準的な３人世帯の場合、これまでは年間収入１４７万円までが４割軽減の対象でしたが、今年度からは１７７万円までが対象となるとのことで、これまでと比べて約１４００世帯が増え、２４６０世帯が軽減対象になる見込みです。
議長・副議長を選出
毎年、この臨時議会では議会人事が行われることが通例となっており、今年も議長、副議長の辞任に伴い、新たな正副議長の選出が行われました。
日本共産党からは、猪股嘉直議員が議長選挙に、広森すみ子議員が副議長選挙に立候補。投票の結果、新たな議長に田村秀二議員（志政会）、副議長に加賀谷勉議員（公明党）が就任しました。
また、これに伴い、東山徹議員（志政会）が監査委員に、磯野和夫議員（公明党）が議会運営委員長に就任しました。
各常任委員会でも委員の入れ替わりがあった他、新たに議会運営委員として、昨年結成された会派「新しき」から、笹本英輔議員が選任されました。各常任委員会の所属は右の通りです。
【４月24日付 市議会委員名簿】 （敬称略）
議 長 田村秀二（志政会）
副議長 加賀谷勉（公明党）
◆議会運営委員会
委員長 磯野和夫（公明党）
副委員長 町田昌弘（志政会）
委員 笹本英輔（新しき）
委員 内藤光雄（新生みらい）
委員 齋藤誠（公明党）
委員 新良守克（志政会）
委員 太田博希（志政会）
委員 大沢えみ子（共産党）
■総務経済委員会
委員長 町田昌弘（志政会）
副委員長 太田博希（志政会）
委員 綿貫伸子（公明党）
委員 笹本英輔（新しき）
委員 広森すみ子（共産党）
委員 栗原武（新生みらい）
委員 田村秀二（志政会）
委員 高橋ブラクソン久美子無所属）
■文教厚生委員会
委員長 齋藤誠（公明党）
副委員長 内藤光雄（新生みらい）
委員 加賀谷勉（公明党）
委員 矢馳一郎（新しき）
委員 大沢えみ子（共産党）
委員 小谷野剛（志政会）
委員 東山徹（志政会）
■建設環境委員会
委員長 新良守克（志政会）
副委員長 土方隆司（新生みらい）
委員 金子広和（新しき）
委員 萩原義典（志政会）
委員 猪股嘉直（共産党）
委員 大島政教（無所属）
委員 磯野和夫（公明党）
