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狭山市原水爆禁止協議会
中村梧郎氏が講演「原発事故は収束していない」
講演する中村氏(正面)と、参加者
講演する中村氏(正面)と、参加者
狭山市原水爆禁止協議会は、3月8日に「原発事故は収束していない。それでも輸出するのか」と題して中村梧朗氏の講演会を開催し、約80人の方が参加者しました。
 中村氏(日本ジャーナリスト会議代表委員)はフォトジャーナリストでベトナム戦争時の枯れ葉剤問題を検証し、ダイオキシン汚染等も取り上げてきました。この間は原発問題にも取組んでいます。

汚染水は米や日本海にも拡大する

 中村氏は福島原発事故での汚染水垂れ流しの状況を克明に報告し、「事故は収束どころか被害がますます拡大し、今後は汚染水がアメリカにまで届き、日本海側の汚染も始まる」と告発し、国や東電は「汚染水が海に流れていることを黙認してさえいる」と述べました。

日本は安全な原発を輸出できると

 こういう状況でありながら、安倍首相は財界からの圧力のもと、「事故を学んだ日本は最も安全な原発を輸出できる」と、原発事故の収束もままならない中、海外への原発輸出を熱心に進めています。「事故が起きたときは日本が責任を持つ」などと言い、さらに国民への負担をかぶせる構えです。

小児甲状腺がんの発症率は27倍強

 中村氏は福島県の子供たちの甲状腺がんについても言及し、通常の発症率が10万人に1人と言われているが、27万人の甲状腺調査で、75人もの小児甲状腺がんの患者がいること(疑いを含めて。率は27倍以上)が判明したと報告しました。

日本は風力・小水力発電に最適

 中村氏は、日本では現在、1基の原発も稼働していないと指摘し、「充分に電力は間に合う」と述べ、さらに「日本は島国で四方が海。風力発電に適している」し、「何百もの河川があり、小水力発電にも最適。これらの自然再生エネルギーを活用すれば、原発はいらない」と主張しました。

復興に日本のあらゆる力を!

 中村氏は最後に、「オリンピックと復興とで建設労働者を取り合っている。震災からの復興のためには日本のあらゆる力を結集しなければならない」と指摘しました。

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