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狭山平和委員会など近隣5市の団体
基地周辺の安全を考える集い(第13回)を開催
講演する塩川衆議院議員
講演する塩川衆議院議員
 狭山・入間・所沢・飯能・日高の平和団体等(28団体)で構成する「基地周辺の安全を考える集い実行委員会」は、10月26日に飯能市で「埼玉の空が危ない 自衛隊機の墜落事故を風化させないために いま平和を考える市民の集い」(以下、「集い」と称す)を開催しました。
 この集いは、1999年11月22日に航空自衛隊入間基地所属のT―33ジェット練習機が、入間川河川敷(柏原ニュータウン隣接のゴルフ場)に墜落し、パイロット2名が死亡、柏原中学校内のテニスコート、駐車場に高圧線を落下させ、埼玉県、東京都の約80万世帯に停電を招いた事故を風化させることのないようにと毎年、基地周辺の5市が順番に開催しているものです。
 13回目の今年は飯能市で開催。台風27号の影響がある中、百人を超える参加者が集まりました。

 秘密保護法が通過したら…

 開会の挨拶を行った飯島邦男氏(埼玉県平和委員会代表理事)は、「”集い”は、安倍自民・公明政権が『特定秘密保護法案』を国会に提出し、強引に通過させようとしている時期の開催となった。この法案が通過すれば、基地の事故などが今以上に隠蔽され、それを明らかにしようとすれば罰則の対象になる。市民の安全がますます脅かされる」と警鐘を鳴らしました。

 日本中が米軍機訓練エリア

 集いでは、日本共産党の塩川哲也衆議院議員が、「危険なオスプレイ配備と米軍機の低空飛行訓練問題」と題して記念講演を行いました。
 塩川氏は、「沖縄は言わずもがなだが、その他の46都道府県のうち、京都、奈良、鳥取を除く43都道府県で米軍の飛行が確認されている。日本中が米軍機の訓練エリアだ」と述べました。
 今、沖縄での米軍の飛行訓練は批判が多いことから、沖縄だけでなく、本州などその他の所での訓練を増やしています。米軍は「沖縄の被害軽減」と言っていますが塩川氏は、「沖縄の訓練は沖縄でしかできない訓練、本州での訓練は本州でできる訓練をするので、沖縄の軽減など考えていない。それは欺瞞だ」と指摘しました。
 米海兵隊のオスプレイについて、塩川氏は「海兵隊が他国への侵攻作戦を強化するために開発した輸送機で、海兵隊の『侵略力』を強化するために配備された。墜落事故を繰り返す欠陥機だ」と述べました。

ハワイでは飛べないが
埼玉県上空は飛ぶ!


 ハワイでは、オスプレイの配備にあたって、同機がもたらす強烈な吹きおろしの風などによる環境への悪影響を考慮して、計画されていた飛行訓練を米軍が事実上取り下げています。
 ところが、日本では「低空飛行訓練」「空中給油訓練」「後方支援訓練」に加えて「日米共同訓練、多国間共同訓練」等も決定しました。
 埼玉県上空もオスプレイ訓練飛行の危険性があります。米軍高官のオスプレイの横田基地配備の発言があり、横田基地のC130は埼玉県上空を編隊飛行の訓練エリアとしています。
 塩川氏は最後に、「特に通常と違った地点や違う時間帯に飛行を確認したなら、入間基地や北関東防衛局に通報し、所属と飛行機の種類、飛行目的等を調べるよう要求することが大切」と述べました。
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