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議会報告
狭山市含む近隣5市の平和団体
ブルーインパルス戦技飛行中止を要請
基地への要請文を読み上げる大澤代表(正面の真ん中)
基地への要請文を読み上げる大澤代表(正面の真ん中)
 「入間基地航空祭でのブルーインパルスの曲技飛行の中止を求める会」(狭山・入間・所沢・日高各平和委員会と飯能原水爆禁止協議会、他28団体で構成。以下「会」と称す)は、10月4日に航空自衛隊入間基地を訪れ、「入間基地航空祭でのブルーインパルス、各種訓練飛行の中止を求める申入書」を基地司令宛に届けるとともに、この問題で約1時間の要請と話し合いを行いました。 
 自衛隊入間基地側では渉外室と広報室の職員が対応しました。
 これは、自衛隊入間基地が毎年行なっている11月3日の航空祭で、ブルーインパルスが実施している曲技飛行(戦技訓練飛行)を中止するように求めたもので、会を代表して狭山平和委員会の代表理事・大澤進氏が申し入れ書の全文を読み上げました。
 その後、参加者から、曲技飛行やバードストライク(航空機への鳥衝突)等の問題で多くの質問が出されました。

バードストライク、対策打たず
戦力誇示のための曲技飛行と


 昨年の航空祭ではバードストライクにより、飛行が途中で中止になる事態となりました。それだけ危険な状況にもかかわらず、質した質問に対して、担当官は「バードストライクは起こりうるもの」として、「取り立てて対策はうってない」と答弁。
 「何故、危険な曲技飛行をやるのか」という問いに対しては、「北朝鮮が軍事パレードをやって、戦力や気概を誇示している。そういうものに対して『日本は大丈夫か』という声もある。我々だってこれだけの技術を持っているのだという事を国民に知ってもらうために行うのだ」と発言。
 
危険な飛行、海でやって!

 参加者からは「そんな危険な飛行を、北朝鮮に対抗して誇示するために、我々の頭上でやるなんて、もってのほか!やるなら海の上でやってくれ」との怒りの声が上がりました。



入間基地航空祭でのブルーインパルスの
戦技飛行の中止を求める申入書(概要)


防衛大臣 小野寺五典 殿
入間基地司令 田中幹士 殿


 私たちは1999年11月22日におきた自衛隊機墜落事故を風化させず、基地周辺の安全を守るための活動を続けています。
 航空自衛隊入間基地で例年行われる「航空祭」でのブルーインパルスの曲技飛行について、基地周辺に住む5市100万人の住民の安全のために、繰り返し中止を求めてきました。
 昨年の入間基地航空祭で、バードストライクによる事故が発生し、曲技飛行は途中で打ち切られる事態になりました。重大事故につながる危険性もはらんでいました。昨年の事故を教訓に周辺住民の安全に配慮して中止すべきです。
 最近も、沖縄での米軍のヘリコプターの墜落、米軍横田基地所属のC130輸送機のバッテリーカバー紛失(落下の可能性も指摘されている)等の事故が発生。
 米太平洋空軍司令官がCV22オスプレイの配備先で、横田基地も有力と発言。
 入間基地や横田基地の周辺住民は、日常的に騒音被害を被っているだけでなく、常に航空機事故の危険性を感じながらの日常生活を余儀なくされています。
 基地周辺の住民の理解なくして基地の存在も任務も果たせないことを理解され、住民への危険と負担軽減の立場から、入間基地航空祭での曲技飛行を中止されるよう強く求めます。特に下記の点について文書にて返答をいただきたく申し入れます。

                記
(1)曲技飛行中止の申し入れに対して、どのような検討 してきたか。中止できない理由は何か、説明を。
(2)昨年のバードストライクによる事故後、危険回避の 方法と対応についてどのような検討をしたか、説明を。

入間基地航空祭での曲技飛行の中止を求める会
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