狭山私立幼稚園に冷房機を設置
園児・保護者・教諭は「ほっ！」
水富幼稚園に設置された、緊急対応のエアコン
狭山市立幼稚園は現在、５園あります。統廃合で２０１５年３月に廃園になる狭山台、新狭山、柏原の３幼稚園と、存続する入間川、水富の２幼稚園です。
狭山市は小学校（15校中14校）、中学校（10校中５校）の冷暖房設置工事（除湿温度保持工事）を進めていますが、幼稚園はほとんど手付かずの状態です。
２学期に間に合うよう緊急工事
狭山市はこの９月の初旬に、すでにホールに冷房機を取り付けていた柏原幼稚園以外の幼稚園（存続する入間川、水富幼稚園を含む）にも冷房機を１機づつ設置しました。
猪股議員の質問に答弁
狭山市議会９月議会で、日本共産党の猪股嘉直議員は「幼稚園児の健康を守るために冷房機の設置を求める」一般質問を行いました。
担当所管の学習教育部長は、猪股議員の質問に答える中で、「当分暑い日が続くことが予想されることから、園児の健康面に配慮して、緊急の対応として、１教室ずつエアコンを設置しました」と答弁しました。
猪股議員は応急処置としてのクーラー設置を評価するとともに、「各園１機で充分か」と質しました。
担当部長は「現在すでに設置されている事務室のクーラー等と一緒に活用し、不便のないようにする」と答えました。
初夏から秋にかけての日本列島は異常気象の影響か、猛暑日が毎日のように続き、熱中症での救急搬送も激増しています。
２学期からのエアコン設置について、園児も、保護者も、幼稚園の先生も「ほっ」としているでしょう。
しかしながら、本来はもっと早い対応が必要な案件でした。
存続２園には、空調設備を早急に！
猪股議員は２０１５年４月以降も存続する入間川、水富の各幼稚園には小中学校と同じような空調設備工事を早急に行うよう求めました。
担当部長は、「来年（２０１４年）の夏休み期間中に工事を実施し、来年の２学期から稼働できるようにする」と答弁しました。
