トップページ もどる
議会報告
議員団紹介
議員団だより
猪股 嘉直
大沢えみ子
広森すみ子
リンク集

議会報告
臨時議会 専決議案 国保特定世帯 事実上の値上げ
 4月23日に開かれた狭山市議会第1回臨時会では、市長の専決処分の承認を求める議案が提出されました。
 通常、条例改正などは議会の審議を経てから改正されますが、急な法改正などで、議会への議案提出が間に合わない場合、市長が専決処分として条例改正を行い、後から議会に承認を求めるという方法で行われる場合があります。
 4月1日から施行される税法改正などが対象となることが多く、今回は地方税法と国民健康保険税の改正が行われました。

 国保の特定世帯で負担増

 今回の国民健康保険税条例の改正は、特定世帯の軽減措置の期限を延長するというものですが、実際には、これまでよりも負担が重くなります。
 これまで国民健康保険に加入していた世帯で、一方が75歳になって後期高齢者医療制度に移行した場合(特定世帯)、国民健康保険税の平等割14000円が、半額の7000円に減額となっていました。
 これは5年間の期限付きとなっており、ここで期限が切れてしまうことから、軽減期間を3年間延長することになったものです(特定継続世帯)。しかし、延長される3年間は、半額の7000円ではなく、4分の3にあたる10500円となります。
 国は「延長しなければ14000円になるところを、3年間は10500円になるので、一般世帯よりは軽減される」と説明していますが、支払う側にとっては3500円の値上げです。また、3年後は一般世帯と同様、14000円になります。
 日本共産党議員団は「物価が上がり、年金は引き下げられる中、高齢者にとって、事実上の値上げとなる改正には賛成できない」として、この議案に反対しました。

臨時議会にはこのほか、地方税法改正、一般会計・介護保険特別会計の補正予算、固定資産評価員の選任について、専決処分の承認を求める議案が提出され、全会一致で承認されました。
インデックス ページのトップ