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議会報告
埼玉県後期高齢者医療保険
高い保険料(全国6位)に共産党が改善提案
工藤かおる 埼玉県後期高齢医療保険議会議員
工藤かおる 埼玉県後期高齢医療保険議会議員
 埼玉県後期高齢者医療広域議会が2月20日に開催され、後期高齢者医療保険の新年度(2013年度)特別会計予算が審査されました。
埼玉県後期高齢者医療保険の特別会計は、県内75歳以上の高齢者、約68万人の医療費、高額医療費、人間ドック、葬祭費などを国、県、現役世代の交付金、保険料などでまかなう会計で、総額5658億円です。

保険料は年間7万5千円

 埼玉県の12年度、13年度の保険料は一人当たり平均で年額7万5339円。保険料の滞納者は1万2725人、滞納額は10億円に及び、短期保険証(有効期限4ヶ月)を47人に交付しています。
 工藤議員は「保険料の均等割が減免されるのは被保険者の約半数だけで、高齢者に重い負担になっている。埼玉県の保険料は全国で何位か?一人当たり医療費はいくらで全国何位か?」と質問しました。

医療費30位で保険料は6位!?
 基金の取り崩しを!


 保険課長は「保険料は全国で6位、一人当たり医療費は77万
26百円で30番目」と答弁。
 工藤議員は「埼玉は医療費が比較的少ないのに、保険料は全国6位と高い。埼玉県の財政安定化基金は年度末には82億円もあるが、県は1円も取り崩さなかった。県が財政安定化基金から後期高齢者医療保険に資金を繰り入れ、被保険者の負担を軽減すべきだ」と改善の提案をしました。
 須田広域連合長は平成26年度、27年度の保険料改訂時には、基金の取り崩しを行い、保険料の値上げに繋がらないように要請していきたい。東京、神奈川、愛知などでは基金の取り崩しをしている」と答弁しました。

減免制度普及し、利用者6倍に

 工藤議員はこの間「失業や長期入院などの場合、保険料や医療費の減免制度があることをもっと周知すべきだ」と繰り返し要求してきました。こうした取り組みににより、以前には減免件数が8件だったのが、平成24年度には50件と6倍に増加したことも明らかになりました。
 工藤議員は、特別会計の予算について「高齢者を苦しめ続けている医療制度だ」と述べ、制度の廃止を求め、反対しました。

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