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狭山市基地対策協議会 地元の率直な声を基地へ要望
 狭山市基地対策協議会は、市内の農業、工業関係者をはじめ、各種団体から委員が選出され、基地に対する様々な対策について協議をおこなっています。
 昨年度から、協議会として初めて、要望書を基地に提出しようと、委員の間で協議が行われてきましたが、昨年10月26日、狭山市基地対策協議会・野口健司会長名で、10項目の要望書(左図参照)が、北関東防衛局長、入間基地司令あてに提出されました。

 航空祭時は警備員を雇用

 1月18日に開催された基地対策協議会の環境対策部会では、これらの要望書の提出についての報告がなされました。
 基地側からの文書回答は行われていないため、文書提出時に基地側から口頭で回答を得たものの要旨が報告されました。
 要望書には「周辺地域の生の声」として、入間航空祭の開催時における周辺住民への影響(渋滞や迷惑駐車、ゴミの投棄など)を最小限に抑えることや、航空機の騒音、振動を軽減するために、「指定された区域での飛行」「十分な高度の確保」「最小限での運用」等が要望されています。
 基地側からは、航空祭については「飛行高度やルートには十分に留意して行う。交通関係では警備員を雇用し、対応を図る」との回答がありましたが、騒音や振動については「関係法令が未整備」「ヘリの高度確保は機体の安定を優先することから行っていない」など、根本的な解決には結び付いていません。
  
C2配備は地元の意向尊重を

 C1輸送機の後継機として今後の配備が予測されるC2については、機体が1・5倍の大きさとなり、騒音や振動などの影響が懸念されています。
 また、海外での運用を想定した機能になっていることは、基地の機能強化につながり、地元住民の安全を脅かすことにもつながります。
 協議会ではこうした懸念から「C2の入間基地配備については、地元住民の意向を尊重した対応を願いたい」との要望を提出しています。
 基地側は「入間基地への配備は未定であるが、情報は伝えていく」と回答しました。
 C2については、実際に配備されている様子を視察したいとの声が委員からも挙がっていましたが、2月8日に、入間基地主催で、岐阜基地での視察が実施されることになりました。
 協議会委員へも参加通知がありましたが、入間基地から自衛隊機を利用して視察する予定となっていたことから、日本共産党の大沢えみ子議員は「最小限の運用を求める立場から、自衛隊機の利用は賛同できない。協議会として視察費用も予算化しているのだから、公共交通機関を利用した視察の検討を」と要求しました。
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