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ブルーインパルス緊急着陸 15万市民の上空であわや
入間基地へ申し入れを行う議員団
入間基地へ申し入れを行う議員団
 入間基地周辺の平和団体は、11月3日の航空祭で起きた、ブルーインパルスのバードストライク(鳥との衝突)による緊急着陸を重く見て、5日、航空自衛隊入間基地を訪れて、緊急の申し入れをおこないました。日本共産党の埼玉9区暮らし・福祉対策責任者の工藤たけし氏と、党狭山市議団も同席しました。
 入間基地で毎年11月3日に開催している航空祭では、近隣自治体の市民や平和団体が「危険なブルーインパルスの曲技飛行、戦技訓練の中止を」と求め続けてきました。今年も10月2日に申し入れをしたにもかかわらず、それを無視して強行し、今回の事故が発生しました。

基地側「事故との認識なし」

 申し入れに参加した党狭山市議団の広森すみ子議員は「今回の事故は、幸い大事には至らなかったが、大事故につながる可能性がある。このような市街地上空、トラブル発生時に航空機が避難する海も無いようなところで、曲技飛行はするべきではない」と主張しました。
 これに対し、対応した航空自衛隊入間基地中部航空警戒管制団司令部監理部長は、即座に「バードストライクは事故ではない。常時あること」と述べたうえで、「今回は念のため演技を中止して、緊急着陸したもの」と答えました。 同じく同行した猪股嘉直議員が「バードストライクは常にあると言うが、過去に民間航空も含めて大きな事故につながったことは無いのか」と質すと、「自分は承知していない」と述べました。
 狭山平和委員会の会員が「バードストライクがどの場所、どの位の高度で起きたのか」と質問すると、「曲技飛行の飛行士は松島基地の隊員で、松島基地の指示で飛行を行っており、我々には分からない」と答弁。会員らは「曲技飛行は入間基地の要請で行われている。入間基地にも管制塔がある。どこでバードストライクが起きたか不明とは信じられない」と抗議しました。
 多くの参加者が「海のない内陸部での曲技飛行はやめてほしい」と強く要請しましたが、最後まで「今回のようなことで曲技飛行を見直すことは考えていない」と強弁しました。

党市議団 狭山市にも申し入れ

 党狭山市議団は、基地への申し入れに先立ち、5日の早朝に市の基地対策課に出向き、事故原因の報告と、曲技飛行の中止を基地に求めるよう申し入れを行いました。 
 対応した総合政策部の次長は「緊急着陸したことは承知しているが、まだ入間基地からの連絡や報告は来ていない」と応じました。
 議員団は「どんなに優れたパイロットが乗っていても、どれだけ安全に気を配っていても、事故が起こりうるということを改めて実感させられた」として、「15万人の市民が暮らす市街地上空での曲技飛行は行うべきではない」と申し入れました。
 議員団は仲川市長宛にも同様の申し入れを行い、市長来客中のため、濱野副市長が対応しました。
 議員団は「市としても毎年、基地に対して飛行中の安全確保を要望してきた経緯がある。今回の事故の速やかな調査・報告を基地に求め、市民の安全確保のために、曲技飛行の中止を要望してほしい」と要請しました。
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