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総務経済委員会の視察 【市議会議員 大沢えみ子】
高校生のチャレンジショップ「吉商本舗」
高校生のチャレンジショップ「吉商本舗」
頑張る商店街 多彩な企画

 狭山市議会の総務経済員会で、10月16〜17日に、静岡県焼津市と富士市を視察してきました。
 特に富士市にある、江戸時代から東海道の宿場町の一角として長い歴史を持つ「吉原商店街」の取り組みが印象的でした。
 全国的に、人口減少や高齢化などで商店街の人通りが減り、空き店舗が目立っています。
 吉原商店街でももちろん同様の課題がありますが、ここでは市内の若手有志や高校生などを巻き込んだNPO法人「東海道・吉原宿」を設立し、シャッターアートやTシャツグランプリ、高校生のチャレンジショップなどを企画。経済産業省のチャレンジコミュニティ創成プロジェクト認定、がんばる商店街77選にも選ばれています。
 このNPOの主な取り組みは「チャレンジ事業」と呼ばれる空き店舗を利用した新規事業の支援です。
 特徴的なのが高校生のチャレンジショップで、市立高校の商業ビジネス部の生徒さん達が、商品の仕入れから販売、経理などを実践しています。
 商店街の中に一店舗を構えるほか、土・日のイベント時には、出張販売も行っているそうで、学校がある平日の日中は、NPOの職員が店番をするなどの支援をしているとのことでした。
 
商店街に関わる人を増やす

 こうした事業の背景には、商店街に関わる人を増やしていくことで、街を活性化しようという目的があります。
 このほかにも、市と商工会議所が連携し、商店街に人を呼び、人と人をつなげる仕掛けづくりに力を入れており、その一つが、トマト風味のつけだれに麺を付けて食べる「つけナポリタン」の開発です。 
 もともとはテレビ番組の企画だったそうで、当初は一時的なブームで終わる雰囲気でしたが、地元の名物として育てようと、各店舗が付けだれを工夫して、それぞれ独自の味付けで商品化。 現在では地元のB級グルメとして全国から観光客が訪れるようになっているとのことでした。
 ほかにも「吉原バル」という、チケット制ではしご酒をしてまわるという企画などもあり、食べ歩きマップやキャラクターなど、市民が関わって、新たな企画を次々と考案している姿が印象的でした。
 狭山市でも、狭山民主商工会が市内の飲食店を巡るオリエンテーリングを行い、好評だったそうです。こうした取り組みが、様々な商店街で広がると良いなと、改めて感じた視察でした。【大沢 恵美子】
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