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自衛隊の輸送機C1とC2とはこんなに違う!
      逃げ場の無い入間基地に配備、大丈夫?
C1の後継機、C2輸送機 自衛隊HPより
C1の後継機、C2輸送機 自衛隊HPより
 今年も8月に市長と議会がそれぞれ入間基地に関する要望活動を行いました。
 要望活動の概要は本紙985号(8月26日付)で紹介しましたが、その中でC1輸送機の後継機とされるC2輸送機の配備に関して、住民への事前説明などを強く求めています。

 C2はC1の1・5倍の大きさ

 C2輸送機とはどんなものか?防衛省の資料によると、長さはC1が29mに対して、C2は43・9mで1・5倍。幅は30・6mに対して44・4mで1・45倍。高さは10mに対して14・2mで1・42倍。基本離陸重量は38・7dに対して120・1dで、実に3・1倍の重量です。

 C2にはなにが積まれるの

 機体にどういうものが搭載されるのか。C1には、野外洗濯セット、軽装甲機動車、高機動車、航空機牽引車、迫撃砲牽引車、対空レーダ装置、中型・小型トラック、航空電源車、フォークリフト、航法援助装置、120mm迫撃砲です。
 C2はC1に搭載された全てを搭載した他に、以下の物が搭載されることが可能になっています。
 UH1、UH60(二つともヘリコプター)、野外入浴セット、機動衛生ユニット(大きな手術も可能な医療設備)、大型トラック、中型・小型ドーザ(ブルドーザ)指揮通信車、機械工作車、牽引車、野外手術システム、冷凍冷蔵庫、大・中型セミトレーラ、油圧ショベル、重レッカ(戦闘車両の牽引等に使われている、大型トラックをベースにした、陸上自衛隊が装備している車両)、軽レッカ、燃料タンク車、道路マット敷設装置、浄水セット(水道設備の無いところで、飲料水をつくる)、浄水車、資材運搬車、射撃管制装置、電源車、生物剤偵察車(生物兵器により汚染された地域を偵察することを目的とした陸上自衛隊の化学科が装備するトラック)、化学防護車(核兵器や化学兵器が使用された状況下において、放射線や汚染状況を調査、測定する偵察車両。陸上自衛隊、大宮駐屯地などに配備)と、これだけのものが入るのです。

北はロシア全土、
西はインドの西海岸まで


 C1は日本国内の輸送が主な業務でしたが、「C2は自衛隊の国際平和協力に主体的・積極的に取組む」と防衛省の資料に記載されています。
 航続可能距離も、C1は西は中国東海岸、南北朝鮮、北は樺太近辺でしたが、C2は西はインドの西側海岸、南はオーストラリアの北部半分、北は全ロシアをほぼカバーする距離まで飛行できます。
 海に隣接せず、市街地のど真ん中にある入間基地に、このような輸送機を配備する必要があるのでしょうか?
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