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狭山9条の会
「戦争体験を聴く会」を開催
戦争体験を話された、田村氏(右)と谷本氏(左)
戦争体験を話された、田村氏(右)と谷本氏(左)
 「私たちと憲法 狭山9条の会」は、8月18日の午後、新中央公民館で「戦争体験を聴く会」を開催し、約40人の方が参加しました。
 「聴く会」に招かれた田村裕さん(つつじ野在住・1924年生)は、少年義勇兵として志願して満州に行き、戦後はシベリアに抑留された体験を話されました。

広大な満州での農業を夢見て
最後はマイナス35度の厳寒の地で


 群馬県出身の田村さんは15歳のとき、いずれは大陸の広い土地で農産物をたくさんつくり、結婚もして豊かに暮らせることを夢に見て満州に渡ったと言います。
 終戦になり、シベリアに抑留することになったが、零下35度から40度の世界で、一日に300グラムの乾パンが食事という状態で、栄養失調になりそうだったと。
 仕事は鉄くずや分捕り品の整理だった。これらの仕事はいいほうで、洋服も分捕り品の中のいいものに着替えたりもしたと話されました。
 田村さんは最後に、「戦争というものはいろんな事が起きる」と、過去の体験の悲惨な事象を思い浮かべるように話されました。

シベリアでは営倉に 帰国後も、仕事なく  
 谷本宇一さん(柏原在住・1925年生)は、徳島県出身で、20歳の時に召集され博多から朝鮮を経由し、満洲に渡ったと。                
谷本氏(こちら向き右)と体験を聴く参加者
谷本氏(こちら向き右)と体験を聴く参加者
 その時乗った船の後の船は全部、魚雷で沈没させられ、自分たちの船が最後だったと。
 谷本さんは、喧嘩ばかりして、問題の多い青年だった。自分は戦争は嫌いだし、反対だが、自分を成長させ、だらしのない自分を直してくれたのは軍隊の生活だったかなと述べていました。
 シベリアでは営倉に入れられ、大変な目にもあったと。また、帰国後は、シベリアに抑留されたということで、仕事もなく家族にも迷惑をかけたと話されました。
 最後の結びで谷本さんは、「戦争は絶対にやってはいけない。戦争をしない国にするためにこれからも頑張る」と述べました。

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