狭山市議会・議会活性化特別委員会
議会から市民へのアピール等について議論
狭山市議会の議会活性化特別委員会(以下「委員会」と称す)は8月17日に委員会を開催し、「議会の開催等を市民にひろめること」や、「障害者も傍聴しやすい環境をつくること」、「子供たちにも議会への関心を持ってもらう取り組み」などについて検討しました。
市役所玄関に、「議会開会中」
ケーブルTVでテロップ
狭山市議会はこれまで議会開催中に、市役所玄関等に、「開会中」の案内掲示を行なっていませんでしたが、6月議会に手描きのもので掲示したところ、市役所にこられた市民が「傍聴していこう」と思い立ち、傍聴されました。
委員会では、基本的な宣伝ができていなかったとして、案内掲示板(マグネット式のもの)を議会事務局に作成の依頼をし、9月議会から実施することにしました。
同時に、市議会本会議だけではなく、各種常任委員会、特別委員会、議会閉会中の特定事件の審査を行う委員会でも案内を掲示することにしました。
また、「今日は何の委員会が開かれているのか」が分かるように掲示することにしました。
この他、ケーブルTVでのホットインフォーメーションで、議会開催に関することを流すことも確認しました。
障害者に傍聴可能な環境を
障害者が議会の傍聴をするための環境は、全国的にもまだまだ整っていません。
日本共産党の大沢えみ子議員(委員会委員)は、自らの一般質問を障害者にも傍聴していただこうと、手話通訳者、要約筆記者に依頼して、傍聴を実現させたことがあり、その経験から、議会として通訳を派遣する仕組みをつくるように提案しました。
同じく共産党の猪股嘉直議員(委員会委員)は、「世の中はノーマライゼーションと言って、障害者の社会進出が進んでいるのに、議会の分野では大変遅れている。積極的に取組む課題だ」と指摘しました。
「議会」を自由研究のテーマに
委員会では「学校教育と市議会との連携」についても論議されました。共産党の大沢・猪股の各議員は、学校に負担をかけないことを前提に、「夏休みの自由研究などのテーマに上げてもらうようにはたらきかけることも一つの案だ。議員が当番で、議会の仕組みなどについて説明することなどもいいのではないか」と提案しました。
委員会では「議会報告会」「市民との意見交換会」等についても今後の課題として検討していくことを確認しました。