狭山市駅西口市民交流センター 公民館の駐車場は無料に
７月オープンの市民交流センター
日本共産党の大沢えみ子議員は３月定例市議会で、狭山市駅西口にオープンする市民交流センターについて取り上げました。
市民交流センターは、震災の影響で工事が遅れていますが、いよいよ７月にオープンすることになりました。
駐車場が「満車」状態
狭山市駅西口には90台の公共駐車場が整備されていますが、送り迎えをはじめ、銀行など商業施設の利用者などで、平日の日中でも「満車」の表示が出る状況となっています。
大沢議員は、「大きなイベントなどの際には、駐車場が不足するのではないか」と質し、担当部長は「年間２万人の利用を見込んでいるが、市民交流センターとしては駐車場を確保していない。駅前にある施設なので、公共交通機関をご利用いただきたい」とのべました。
大沢議員は、「交通渋滞や万が一の事故が起こらないように、イベントなどを行う場合は、チラシなどに駐車場がない事を明記すること、当日の交通誘導員の配置を主催者に求めること」等を要望しました。
公民館移転 市民要望への対応
市民交流センターには現在の中央公民館が移転する予定になっています。
大沢議員は、利用者から出されている要望について、どのように対応したか質問しました。
担当部長は「障害者への対応としては、難聴者向けの磁気誘導ループを導入するほか、障害者用駐車場は、利用者団体と協議して、一定時間駐車できるようにしていく予定。一般の利用者からは、『無料の展示スペースが欲しい』との意見があり、市民交流センターでもそうした場所を設けていく予定でいる。また『保育室』の要望もあったが、専用の部屋は設けていない」と答えました。
公民館利用者は駐車場を無料に
市民交流センターには専用駐車場がないことから、移転後は公民館の利用者も、車で来る場合は、有料の駐車場を利用することになります。
大沢議員は「公民館は社会教育施設であり、誰でも、いつでも利用できなければならない。公民館の利用者には、駐車場を無料で使えるようにすべき」として教育委員会の見解を質しました。
しかし教育長は「無料化は考えていない。どうしても車を利用したい場合は、他の公民館を利用することも選択肢のひとつ」と述べました。
これには傍聴席からも驚きの声があがり、大沢議員は「お金をかけて立派な施設を作りながら、『他へどうぞ』というのはあまりにも残念な答弁。無料チケットの発行などを検討してほしい」と要望しました。
