２０１２年第１回定例議会
新年度予算案など３１議案が上程
狭山市議会の２０１２年第１回定例議会は２月23日に開会しました。
今議会に上程された議案は、一般会計、各特別会計などの新年度予算案、介護保険料の値上げ、狭山市駅西口に建設中の公益施設（中央公民館などが入る市民交流センター）の指定管理者の指定、有料自転車駐車場の指定管理者の指定、職員給与の引き下げ議案など31議案（追加議案を含む）です。
議会初日の23日には市長の12年度施政方針演説が行われました。
市長は12年度の市政運営について、第３次総合計画（01年度〜15年度）の総仕上げ期間に当たる後期基本計画（11年度〜15年度）の２年目に当たるとし、「協働」、「都市基盤」、「子育て支援」を３本の柱として優先的に取り組んでいくと述べました。
保育所給食に民間委託の導入
幼稚園を３つ減らし、２つに
市長は新年度の優先事業として、西口の市民交流センターの開設、狭山元気大学事業の本格実施、狭山市駅周辺の整備、子ども医療費無料化の継続（中学校卒業まで）、総合子育て支援センターの開設などをあげました。
一方で保育所運営と保育所給食に、一部民間委託を導入することや、幼稚園の３園廃止など、「『行財政改革』に積極的に取り組む」と表明しました。
市民サービスの低下などを質す
共産党議員団は、市長の施政方針演説を受け、28日に猪股嘉直議員が代表質問を行います。
質問では、職員を減らし民間への依存を高める中で、公的な責任が曖昧にされつつある問題、西口整備の一方で市民サービスの低下（無料駐車場の廃止など）、入曽駅前整備が当初計画より遅れている問題などについて質す予定です。
また、東日本大震災を受け、首都圏で高い確率での直下型地震が予測されているなか、地域防災計画の見直しや、公的施設での太陽光発電など、自然再生エネルギーの活用などについても取り上げます。
第１回定例会・市長提出議案
★専決処分の承認(西口工事の遅延による次年度への繰越事業) １件
★人事案件(狭山市固定資産評価審査委員会委員の任命) ２件
★条例制定(特定防衛施設周辺整備調整交付金事業基金条例)１件
★廃止条例(農業委員会選挙の選挙区、定数条例の廃止)１件
★条例改訂(公民館・こども医療費及びひとり親家庭医療費・保育所・心身障害者医療費・介護保険・土地改良 事業・市営住宅・消防団・職員給与の各条例)９件
★指定管理者の指定(市民交流センター・西口第２自転車駐車場)２件
★規約変更(西部広域事務組合)１件
★補正予算(一般会計・東口区画整理・介護保険・下水道事業)４件
★当初予算(一般会計・国民健康保険・東口区画整理・介護保険・後期高齢 者医療・水道事業・下水道事業)７件
★財産の取得(狭山市駅西口に建設された市民交流センター) １件
★市道路線の認定と廃止各１件
