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第5期介護保険事業計画(素案)が示される
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 狭山市では、介護保険サービスをはじめとする市の高齢者福祉について、2012年度から3年間を計画期間とする「第5期狭山市高齢者福祉計画・介護保険事業計画」の策定を行っており、市議会全員協議会にも素案が示されました。

 地域での包括ケアの推進

 全国的に高齢化が進み、狭山市でも06年度に17・30%だった高齢化率が、11年度には22・54%になっており、水野・入曽圏域25・75%、富士見・狭山台圏域24・42%と、地域によっては4分の1が高齢者という状況になっています。
 第5期計画では「住み慣れた地域での包括的ケア」が掲げられ、地域での見守り、支援、支えあいのネットワーク作りが重点とされています。
 また、認知症や老後の財産管理のための、成年後見制度の利用促進が新たに掲げられました。
 こうした取り組みの一方で、施設整備については「一定の目処がたった」として、5期計画で建設するのは特別養護老人ホーム(最大150床程度)のみです。
 狭山市内の特別養護老人ホームの待機者は8月時点で512名にのぼっており、今後の増加を考えても、引き続きの整備が求められます。

保険料「4050円程度」に

 計画と合わせて、介護保険料についても改定が行われます。 市は、第5期の保険料について、基準額で4050円程度になるとの見解を示しました。
 現在、基準額は3573円で、所得別に8段階9区分(基準額の0・5〜1・6倍)となっていますが、年金が減らされる中で、高齢者にとっては重たい負担です。介護が必要になれば、さらに介護費用が必要で、施設利用では食費負担などもあわせると、月10〜15万円にのぼるケースもあります。
 市から計画を諮問されている社会福祉審議会でも、「近年は、単身あるいは高齢者のみの世帯が増えており、そのうち一定数が、生活保護に近い貧困の状態にある。介護保険の枠だけでなく、多面的な取り組みをしていかなければならない」との声が出されました。
 計画は、社会福祉審議会の答申を経て決定され、保険料については3月議会に、具体的な金額や保険料区分が提案される予定です。
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