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公立幼稚園2園に統廃合 保護者の声に誠実に対応を
統廃合では通えなくなる子も
統廃合では通えなくなる子も
 狭山市ではこれまで公立幼稚園を9園から8園、さらに5園へと統廃合してきました。
 「幼児教育の柱」として、地域バランスを考えて配置されてきた公立幼稚園ですが、今回、2園への統廃合となれば、実質的に公立幼稚園に通えない方々も出ることになります。

  平成27年4月に2園へ

 11月17日に開かれた市議会文教厚生委員会では、教育委員から「市立幼稚園の今後のあり方と統廃合に関する基本方針(案)」が示されました。
 教育委員会の説明は、公立幼稚園について、「園児数の減少で単学級になると、人間関係が固定し、社会性や集団性も育ちにくくなる、園行事にも支障が出るなど教育面でのマイナスになる。(これを解消するには)園の規模を拡大して、学級数を増やす必要がある」とし、具体的な検討の結果、「現在5園ある幼稚園を統廃合して、入間川幼稚園と水富幼稚園の2園にする」、「実施時期は平成27年4月とする」というものです。

保護者から心配の声 続出

 「統廃合」と言いますが、実質的に狭山台、新狭山、柏原の各幼稚園は「廃止」です。
 文教委員である日本共産党の広森すみ子議員は、統廃合、とりわけ廃止になる狭山台、新狭山、柏原の各幼稚園について、市民からの意見・要望をどのように把握しているか質しました。 統廃合担当者は、保護者説明会では「3年保育、預かり保育をしてほしい。今説明されても私立幼稚園の手続きに間に合わない。(2園になったら)車のない人は通えない」などの意見があったこと。教育委員会に(反対の立場から)要望書やメール、心配して直接来庁された方がいたことを明らかにしました。
 教育委員会は、統廃合に当たって、幼稚園・保育所・小学校の連携、特別支援教育の推進方法、駐車場の確保、預かり保育、施設改修について「今後検討していく」としています。

保護者の要望に沿った対応を

 他の委員からは、「課題を検討した上で統廃合の実施時期を決めてほしい」「保護者の声を取り上げ、きめ細かい対応を」「2園では遠くからは通えない、できる限りの支援を」「決まったことのように言われているが議決していない。統廃合の時期を見極めるように」などの意見が出されました。
 広森議員は、「幼児教育の観点からも、障害児の受け入れや保護者への支援などを考えても、公立幼稚園は地域になくてはならないもの。何の対策もしないで園児数が減るから3園廃止するのは納得できない。まず保護者要望の3年保育、預かり保育を実施すべき」と主張しました。

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