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消防の広域化 本当に消防力強化になるのか?
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 狭山市、所沢市、入間市、日高市、飯能市でつくる埼玉県消防広域化第4ブロック協議会で、5市による消防の広域化が進められようとしています。
 10月号の「広報さやま」にも、見開きで説明が載っており、「広域化の目的は消防力の強化にある」と説明されていますが、本当に強化につながるのでしょうか?
 日本共産党では、9月議会で猪股嘉直議員が、この問題を取り上げ、「性急な広域化を進めるのではなく、消防力を高めることに全力を注ぐべき」と主張しています。

消防職員、400人不足

 9月議会で猪股議員が指摘したように、第4ブロックを構成する5市の消防力は、現在でも消防職員の必要数1,297人に対して862人しかおらず、充足率は66・5%です。広域化しても、職員は増やさない計画になっており、広域化後の充足率は68%と、現在とさほど変わりません。
 
 化学車・はしご車は「削減」    
 一方で、資機材については「重複投資を減らせる」として、はしご車や化学消防車を減らしていく計画になっています。  対象となっている化学消防車のうち1台は狭山市が保有している車両で、猪股議員は、98年に狭山工業団地内で起きた大規模な工場火災を取り上げて「工業団地を二つも持つ狭山市として、化学消防車を減らすべきではない」と主張しました。
「広報さやま」では、これまで単独では整備できなかった高規格の資機材が配備できるとしていますが、広域化計画の財政見込みでは、それらの車両の購入費は算定されておらず、いつ、どこに整備されるのか決まっていません。

 住民説明会はわずか1回

 広域化についての説明会が11月5日に消防本署で行われることになっていますが、所沢市などでは公民館など複数個所にわけて実施しています。狭山市全体で1カ所、1回のみというのはあまりにも少なすぎます。
 党議員団では「消防は住民の命と財産を守る砦です。説明会やパブリックコメントにぜひ意見をあげましょう」と呼びかけています。
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