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「福島原発事故を考えるつどい」に200人が参加 国と東電は事実を全て伝えて!
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8月28日、狭山市民会館小ホールで「福島原発を考えるつどい」が開催され、約200人が参加しました。

物理学の畑井氏が講演

 「つどい」は狭山市内の平和団体が実行委員会をつくり、福島原発事故から命と暮らしを守るために、埼玉県各地で講演を行なっている畑井喜四郎氏を招きました。畑井氏は東京理科大で物理を学び、高校の教師を勤められていた方です。
 「つどい」には狭山市の環境経済部長と次長も参加されました。

 放射線量は年間換算値が大事

 畑井氏は、放射能や放射線について詳しく話され、「福島原発事故で全国が放射能汚染にさらされている」と指摘しました。 さらに「東電や政府は、放射線の測定結果を発表するが、それは1時間当たりの量であり、年間換算値は言わない。そして、『直ちに健康を害するものではない』とコメントして発表を終わる。このこと自体は事実だが、年間換算値という重要な事実をはっきり言うべきだ」と、東電と国の対応を批判しました。
 国際放射線防護委員会(ICRP)では、一般人の被爆限度を、年間1mSv(ミリシーベルト)としています。しかし、現在発表されている値でも、24時間浴びるとして年間換算すると、その値をはるかに超えているところがあることになります。

子供は大人の4倍、乳児は10倍

 畑井氏は「特に子供たちの被爆について、体重の割合からみても、子供は大人の4倍、乳幼児は10倍の被爆を受けるので厳重な注意が必要だ」と指摘しました。

自分で計算、自分で判断

各地で放射線量を測定する活動が広まっていますが、放射線量は自分で電卓で計算し、ICRPが発表している放射線量の基準値と比較し、判断することができます、と指摘しました。
 最後に畑井氏は、「原発は安全、と言って警告を無視し、推進してきた政治家や電力会社の責任はまぬがれない」と強く批判しました。


※年間被爆量の計算式【畑井氏紹介の計算式】 
1時間当たりのμSv(マイクロシーベルト)×24時間×365日÷1000


  「つどい」参加者の感想を紹介します


今まで漠然と考えていたことが明確に見えてきました。4歳、7歳の子供がいるので、勉強になりました。前から原発は反対でしたが、一層、危険性を理解しました。
(A・H)

科学的な説明がわかりやすかった。新聞に出る放射線量から計算してみようと思った。自分の判断を高めるために役立った。脱原発を進めるために、第2弾、3弾の講演をお願いします。(匿名)

 大変参考になりました。同じ樹(民主党)から落ちたドングリの首相選びよりも数倍の価値がありました。このような企画を今後ともお願いします。(T・Y)

 原発を推進してきた自民党政治や財界、学者に怒りを覚えます。「無知」は権力者の思うつぼ。脱原発に向けて、思っているだけではダメで、行動しなければと思う。  (E・S)

参加者の感想文は、実行委員会の許可をいただき、紹介させていただきました。

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