
9月中旬の土曜から日曜にかけて、貫井神社の祭礼が行なわれる。10年ほど前までは9月14、15日に行なわれていたが、平日にぶつかると祭礼執行の体制がとれないことから、それ以降、15日に近いほうの土曜、日曜に行なわれるようになった。

そもそも貫井神社の祭礼はいつ頃から行なわれていたのだろうか?。先人が残した書物などを見ても、定かではない。
貫井神社の祭礼は、旧 貫井村(現 貫井北町と貫井南町)の鎮守としてあがめられている貫井神社(1590年に建立)に対し、秋の豊作を祝って奉納されたのがきっかけとされており、祭礼の時には、旧 貫井村内の各自治会が、自治会ごとに神酒所を設置し、祝っている。
貫井神社の祭礼では両日とも、祭礼に呼応した行事が行なわれ、2日目の午後には、坂上の貫井南町3丁目および貫井北町地域と、坂下の貫井南町地域を子ども神輿、子ども太鼓が練り歩き、各神酒所に立ち寄る。あわせて、貫井囃子の山車が坂下地域の貫井南町の各神酒所にやってくる。また、貫井囃子保存会(大澤国栄会長宅)前では両日の夜、貫井囃子の演奏が行なわれる。
祭礼の主な行事は次のとおり。(2006年9月記)
初日(宵宮)/ |
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午前中に貫井神社入口に、のぼり2本が人力によって建てられる。 |
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午後から貫井神社前駐車場に、子ども会や自治会の縁日が出店する。 |
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午後、坂上地域の弁天通り自治会や貫井北町地域を、貫井囃子が巡行する(山車は付かない)。 |
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夜6時〜9時、貫井神社前駐車場の神楽殿で、カラオケ演芸大会が行なわれる。 |
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夜、大澤国栄宅前(貫井南町4-11-11)で、貫井囃子の演奏が行なわれる。 |
2日目/ |
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午前10時30分〜11時、貫井神社で「玉入れの儀(みたま入れ)」が行なわれる。 |
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正午、貫井神社前から、子ども神輿、子ども太鼓が巡行スタート。坂上コースと坂下コースに分かれる。 |
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正午、貫井神社前から、坂下の貫井南町の各神酒所めざして貫井囃子が巡行スタート(山車も同行する)。 |
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午後〜夕方にかけて、「むつみ会」と呼ばれる神輿部隊が、貫井南町地域を巡行する。 |
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午後6時前、子ども太鼓、子ども神輿、貫井囃子が、貫井神社に帰着。音の花火が上がる。 |
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夜、大澤国栄宅前(貫井南町4-11-11)で、貫井囃子の演奏が行なわれる。 |