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日本共産党杉並区議団ニュースNO.325(放射能汚染対策特集・党区議団の調査が区を動かす!) |
■党区議団の調査が区を動かす!区内130カ所以上の公園、900ポイントを独自調査 日本共産党杉並区議団は独自に放射線量測定にふみきり、130カ所以上の公園で、900ポイントを調査しました。結果はホームページ上で公表しています。 杉並区は日本共産党区議団の調査を参考に再調査し、必要に応じて除染すると議会答弁。その様子は一般紙にも取り上げられました。今号は調査結果とその特徴について特集します。 ■区内にもミニホットスポット。区が再調査し、除染!! 8月〜9月にかけて行った党区議団の放射線量調査は、実に130カ所以上の公園、900ポイントあまりを測定する大規模なものとなりました。すでに区によって全公園の空間線量は測定されていますが、党区議団の調査は一つの公園で5〜8ポイントほどの調査を行うもので、ホットスポットの有無についても知ることのできる貴重な資料となっています。 結果として公園の空間線量は、杉並区、区議団それぞれの調査において比較的低い値を示していました。心配されていた砂場や水道のまわり、ブランコやアスレチックといった遊具の下、植え込みなどで高い数値は今回の調査では出ませんでした。 高く出ることが多かったのは側満やすべり台の下、掃き集めた落ち葉や土の溜まりどころです。なかには0.5マイクロシーベルトを超えた場所もありました。 ■区が党区議団と合同調査 こうした区議団の調査を参考に、区は再調査を約束。9月27日には区議団と杉並区の合同調査を実施し、除染されることになりました。 ■さらに徹底した調査を 大人と比べて放射線の影響を受けやすい子どもにとって安心といえる放射線はありません。できる限り ばく量を減らすという、放射線防護学の基本に立った区の対応が今後も求められます。 ■坂巻幸雄さん (日本環境学会 土壌汚染問題WC長、日本科学者会議 災害問題研究委員会委員) 杉並区が行っている広域的な測定から、杉並区の場合、地域全体の放射線量は高くないことが分かった。しかし、局地的な放射線量の高い箇所、いわゆるミニホットスポットが分からなかった。 今回の区議団の測定からは、畳一枚ほどのミニホットスポットが、区内に多くあることが判明した。こうしたミニホットスポットの除染は、技術的には難しくなく、少なくとも、ミニホットスポットだけを集中的に除染することは可能である。 行政と区民が連携して除染に有効な施策を打つべきである。今後は、落ち葉や土壌、退けた放射性物質の処理対策を考えなければならない。 杉並区議団が問題提起だけでなく、測定など実積を作行政を動かしたことは、良いモデルケースを作ったと言える。 ダウンロード用のPDFファイルはこちらです |
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