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田中良杉並区長が提出した「東京2020オリンピック競技大会における学校連携観戦中止の再考について」に対する日本共産党杉並区議団の見解 |
2021年7月28日 日本共産党杉並区議団 東京オリンピック競技大会における学校連携観戦について、杉並区の田中良区長が、21日付で、東京都教育委員会と、国、オリ・パラ組織委員会あてに中止の再考を求める要請書を提出していたとの情報提供がありました。 要請の内容は、東京都教育庁が中止を決定したオリンピック競技の学校連携観戦について、保護者、本人がともに希望する児童・生徒に対しては、観戦の場を作るよう再考を求めるというものです。 日本共産党杉並区議団は、子どもたちを新型コロナの感染や熱中症の危険にさらす学校連携観戦は、区として中止を決断するよう、第2回定例会の一般質問及び文教委員会、2度にわたる申し入れで求めてきました。その後、東京都教育委員会は、無観客の決定を受け、オリンピックの学校連携観戦中止を区市町村教育委員会に通知しました。 新型コロナの感染拡大に歯止めがかからず、東京都には7月12日から8月22日まで4度目の緊急事態宣言が発令され、本来なら、オリンピック・パラリンピックは中止すべき事態です。昨日(27日)の東京都の新規感染者数は2,848人と、これまで最多だった1月7日の2,520人を大幅に上回りました。杉並区でも26日には過去最高となる142人の感染者が確認され、感染拡大は極めて深刻な状況です。 区長は、要請書の中で「競技場での直接観戦は、教育的にも意義ある活動」としていますが、何よりも最優先しなければならないのは子どもたちの命と健康を守ることです。緊急事態宣言下で都民には外出の抑制が強く求められ、まして、感染拡大の速度はさらに加速すると指摘されているときに、競技場での観戦が子どもたちを感染のリスクにさらすことになると考えないのでしょうか。中止の再考を求めるなど言語道断です。 日本共産党杉並区議団は、田中区長が提出した要請書の内容に強く抗議をし、撤回を求めるとともに、パラリンピック競技観戦についても中止の決断を求めるものです。 以上 (田中良杉並区長が提出した「東京2020オリンピック競技大会における<学校連携観戦中止の再考について」) |
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