声明・申し入れ |
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2015年 年頭にあたっての申し入れを行いました。 |
日本共産党杉並区議団は、2015年1月9日、杉並区に対し、「年頭にあたっての申入れ」を行いました。 申入れは以下の通りです。 年頭にあたっての申入れ 杉並区長 田中 良 殿
2015年1月9日 日本共産党杉並区議団 2015年の新しい年が幕を開けました。昨年末の総選挙は党利党略的な解散によってはじまり、自民党は有権者比17%の得票で3分の2以上の議席を獲得しました。これは民主主義からかけ離れた結果として国民の不信と失望を買っています。そのようななか全国的に、特に杉並では日本共産党に多くの支援が寄せられ、大きく得票、議席を伸ばしたことが選挙結果の特徴の一つとして挙げられています。暮らしと平和を守れ、汚い政治を変えろという国民、区民の声は日増しに高まっていると感じます。 この間、様々な問題点はあれども区がそうした声を一定受け止め、認可保育園、特養ホーム整備に積極性を見せ始めたことは評価します。今年も一層の努力を要求するものです。一方で「区立施設再編」、「使用料等の見直し」に見られるように区民の声を無視した反区民的構造改革も進行しており、党区議団としてはあらためて田中区政に対して区政の刷新を求めるものです。以下、区長に対する年頭にあたっての要望を記すとともに、全区民に呼びかけ、真に区民が主人公といえる区政の実現を訴えるものです。 記 1.区民生活の厳しい実態に目を向け、アベノミクスに見られるような大企業や高額所得者層に偏った経済政策を改めるよう国に求めること。消費税増税は先送りでなく中止を求めること。社会保障削減に反対するとともに、介護保険料・国民健康保険料の引き上げを区として行わないこと。 2.生活保護の住宅扶助費や冬季加算引き下げ検討を中止させること。公営住宅を整備すること。 3.戦後70年目の節目にあたり、区として平和の意義を再確認し、集団的自衛権行使の閣議決定や秘密保護法など「戦争できる国づくり」に反対の声をあげること。今年国連で開かれるNPT(核拡散防止条約再検討会議)に区として積極的にアプローチし、反核の機運を区内で高めること。 4.国民の声を無視した強引な原発再稼働に反対すること。 5.区立施設再編整備計画は白紙撤回し、今後の区施設の在り方については区民や職員との懇談の場を設け、発展に努めること。 6.区立施設使用料の見直しについては中止し、今後の方針を白紙撤回すること。 7.介護保険の第6期改定にあたり、介護現場の質の低下を招かないよう区として努力すること。 8.子ども子育て支援新制度の中止を求めるとともに区としてサービス低下をもたらさないよう努力すること。認可保育所待機児童問題は依然として深刻であり、待機児童数に応じた具体的な増設計画をもつこと。その際、設計や定員数の在り方も含め、地域の環境負荷軽減に務め、理解納得を得て進めること。 9.依然として企業経営の保育所でトラブルが発生し続けている。区は現状の改善に積極的に取り組むこと。今後の増設は区直営を基本としつつ、民間に任せる場合も社会福祉法人を優先させること。 10.特養ホームやショートステイ、グループホームなど高齢者福祉施設の整備計画を大幅に拡充すること。 11.各障がいに対応したショートステイやグループホームなどの施設整備計画を大幅に拡充すること。 12.住宅リフォーム助成制度を創設すること。また、公契約条例を制定するなど建設産業で働く現場労働者の労働環境改善に取り組むこと。 13.小中一貫教育の押し付けや施設一体型一貫校による事実上の学校統廃合を中止すること。 以上 (年頭にあたっての申入れ) |
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