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議会質問 |
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<2月20日の保健福祉委員会での、区内における新型コロナウィルス感染症の発生状況の報告と質疑について(酒井まさえ)> |
杉並区内で新型ウイルス感染者が発見されたことをうけ、2月20日の区議会保健福祉委員会で報告と質疑が行われました。 日本共産党杉並区議団は酒井まさえ議員が質疑に立ちました。要旨は以下の通りです。 〇区内における新型コロナウィルス感染症の発生状況 ・2/18に1件、80代男性、重症。2/19に1件、70代女性、軽症。 ・合計2件、新型コロナウィルス感染症の届出が区内の医療機関に出ている。 ・お二人とも区外住民、ご夫婦。 ・区内医療機関は、自ら公表しているように佼成病院。 ・発症前14日以内に、中国湖北省及び浙江省に滞在歴なし ・80代男性、すでに区外の感染症指定医療機関へ搬送。 ・70代女性、本日中に区外の感染症指定医療機関に搬送する予定。 ・区は疫学調査を行っている。 ・濃厚接触者の把握を行うとともに、濃厚接触者の14日間の健康観察、外出の自粛を要請。 〇日本共産党杉並区議団の質疑と区の答弁 Q1、区民への情報提供について、区から、区内病院で感染者が確認されたという発表はなかった。当該病院はすでに18日にホームページで公表しているにもかかわらず、区はなぜ公表しなかったのか。区民が冷静に判断し、感染予防の努力をするうえでも、区は、区民に必要な情報はきちんと提供することが必要ではないか。 A1、区が公表した場合、地域が限定されることとなり、個人情報を守ることが難しくなるケースが想定される。このため、特別区と東京都の申し合わせで、東京都が一括して感染者に関する情報を公表することとなっている。 しかしながら、区民の不安解消、感染防止に資する事例などの場合、区自ら情報を提供できないか、東京都及び関係機関と現在調整を行っているところ。 Q2、区民への不安への対応について。すでに保健所には区民からの問い合わせが急増していると聞いているが、状況はどうか。 相談、問い合わせの急増に対応できる人員の増強など、必要な体制を組むことが求められていると思うがどうか。 A2、帰国者電話相談センターへの問い合わせ件数は、一昨日までで60件、昨日は53件。区では、2/17より回線数を増やして対応。保健センターでの一般相談は、先週12日〜18日の139件。昨日だけで126件。帰国者電話相談センターについては、保健センターの職員、保健師さんを中心に電話相談を受けている。電話相談が急増しており、体制強化の検討をしている状況。 Q3、区民への予防対策の徹底、及び感染への不安や感染症を疑う事態などへの対応について、情報提供と適切な誘導を強化することが重要と考える。どう対応しているのか。とくに、保健所に相談するケースとかかりつけ医に相談するケースなどを、適切に区別して誘導することが重要と考えるがどうか。 A3、区ホームページにて予防方法などの周知を図っている。発熱が四日間続くなど感染が疑わしい方に対しては、帰国者・接触者電話相談センターを。それ以外の一般的な相談は各保健センターを、区ホームページ及び広報で周知している。この相談のなかで、どの医療機関を受診したらよいかお伝えしている。 Q4、感染予防のためのマスクの提供について。区民の皆さんが切実に求めているのがマスクだが、私の知る限りでは薬局のほとんどでマスクが品切れでかつ入荷の見通しもないという状況。区としてはどう対応しているのか。南相馬市からの5万6400枚のマスク提供は大変ありがたいことだが、区はどう活用するのか。 A4、南相馬市からのマスク提供は大変感謝している。利用について、現在各所管で調査している。大人は、区民が区立施設に来庁した方、体調の悪い方に利用していただけるか検討している。中学校の校外活動でも活用していく。子どもについては、保育園、児童館、小学校で活用することを考えている。職員が感染して区民の方にうつすことを防ぐために、すでに、窓口対応や介護によって利用者と密接に接触する職員を対象にして配布、感染予防に努めている。 |
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