所沢市の「男女共同参画条例」は、憲法を踏まえた前文、第三者による「苦情処理専門委員会」の設置。基本理念では、学校教育や社会教育など、教育の男女共同参画を推進するための措置や、市の責務として男女共同参画の推進に関する必要な体制整備として財政も含まれる旨の答弁を確認しています。拠点施設は女性センター「ふらっと」で、運営については、条例には明記されませでしたが、市民参加で運営することの「検討」も引き出しています。 男女平等をめざす取り組みへの攻撃・いわゆるバックラッシュ(揺り戻し)が強まるなか、この条例が可決されたことは全会派議員の深い理解と、思想信条を超えた各団体の女性が連帯した運動が実ったものです。一人の人間として、性別による差別のない地域社会の実現に向け、この条例が貢献をすることを期待されています。 |