狭山ヶ丘区画整理事業は、西武線をはさんだ東狭山ヶ丘と若狭を含む区域。九月議会では両地区をS字のアンダーパスでつなぐ工事協定を西武鉄道と結ぶための議案が提案されています。 地権者で組織する「区画整理を考える会」では、この建設に疑問を投げかけています。 問題点として(1)アンダーパスは何のためにつくるのか、本当に地域住民のためか(2)巨額の費用は地権者・住民に押し付けるのか(3)S字に曲がりくねった道路は危険ではないか(4)予想される通過交通量の増大で、周辺の道路整備との関連で問題はないのか、などがあげられています。 議案は西武鉄道との間で総額十五億円で協定を締結するというものです。 地権者も疑問を投げかける建設工事に、多額出費することの是非が、審議の焦点となります。 所沢駅周辺のまちづくり最新情報 ●西武本位「第1弾」 所沢駅東口に西武貸店舗ビル 所沢駅東口の西武所有の駐車場に、二棟の西武貸しビルが建設されます。商業施設や映画館などが計画されており、交通渋滞が懸念されます。また、西口とつなぐ「自由通路」の降り口がプロペ通りに流れない動線に、既存商店街から苦情がでており、市の規制・誘導が求められます。 ●西武本位「第2弾」 西武車両工場跡地の開発に市が支援 所沢駅西口の西武車両工場跡地5.5ヘクタールに周辺地地区4.5ヘクタールを含んだ10ヘクタールを、市は区画整理事業として推進し、地権者への説明会を重ねています。降って沸いたような構想に戸惑うのは住民です。西武はあくまで一地権者の姿勢にとどまり、開発構想を明らかにしていません。 |