再発防止で市教委に申し入れ 小手指小  防火シャッター事故

 6月3日、市立小手指小学校で、小学校2年生の男子児童が防火シャッターにはさまれた事故のニュースを受け、日本共産党の塩川てつや衆院議員、あべ幸代前参院議員、やぎした礼子前県会議員、所沢市議団などの一行は、翌日9時に学校へ調査。7日には市教育委員会の鈴木教育長に再発防止で申し入れました。

あべ幸代さんも当時国会で追及
 市教育委員会の説明では、市内の小中学校48校中、事故をおこした煙感知式の防火シャッターを備えている学校は小学校10、中学1の計11校。うち障害物感知装置がつけられているのは3校のみで残る8校はいまだに未整備です。
 埼玉県では1998年4月、当時の浦和市立別所小学校で同様の事故が起き、男子児童が死亡する事件がありました。
 あべ幸代参院議員(当時)はこの事故を国会の委員会でとりあげ、障害物感知装置をすべてのシャッターに設置するよう文部省(当時)に強く迫り、「各教育委員会に指導していきたい」との答弁を引き出していました。

申し入れ項目に努力約束
 市議団の申し入れ内容は、市内全校の保護者への経過説明、全校の防火シャッター、防火扉の点検、障害物感知装置未設置の8校への緊急設置の3点。教育長は、3点について「努力する」と回答。またレバーに触れぬよう危険感知シールなどを設置、さいたま市を視察し対応を考える、など今の取り組みを報告しました。

(「新しい所沢」No.30 2004年6月13日付から)


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