日本共産党市議団は、こう考えます!

 所沢市議会6月定例会が初日に流会となったことは、30年ぶりの異常事態であり、とりわけ流会を選択した議長の責任は重大です。
 すでに議会日程も決まり、選挙の実施が予定されていたにもかかわらず、与党会派にとって都合の悪い議長・副議長人事だからといって議会を流会させたことは「議会の私物化」であり許されるものではありません。
 議長はどの会派に所属していようと、その公正・公平な立場から、正常な議会運営に戻すのが権限であり役割です。
 こうした異常な事態は、なぜ起こったのでしょうか。一連の経過の背景には、これまでの議会運営を民主的に改革しようとする動きがあります。
 これまでの議会は与党と野党に色分けされ、与党は市長の提案した議案は、例え問題があっても野党の追及から守り抜くのが最大の役割になっていました。そのことが行政との緊張関係をマヒさせる要因となり、癒着となれ合いの構図ができあがっています。
 行政が「値上げ」や「増税」「有料化」などの市民に新たな負担を求める場合など、与党議員らが積極的に提案して行政を助けることはその典型です。
 日本共産党所沢市議団は、今後も民主的な議会運営にするため全力を尽くす決意です。