12月議会
子どもだれでも通園
来年から始まる?

 12月1日から議会が開会しています。一般会計予算額に98億5286万円を追加補正し、総額1367万5302万円とする議案や条例改正等が提案されました。
 補正予算では、税制改正により新たに創設された『特定親族特別控除』(いわゆる103万円の壁)を、コンビニで交付される課税証明書に追加するシステム改修費用が盛り込まれています。
 また、標準準拠システム(ガバメントクラウド)は、5システム13業務の移行が大幅に遅れており、令和9年度にずれ込むシステムが3つあることも明らかとなりました。さらに、戸籍事務とマイナンバー制度を結びつける戸籍システム改修委託料とそれに伴う歳入に反対しました。
 条例改正では通称『子どもだれでも通園制度』(6か月〜3歳未満児が就労要件を問わず保育所通園可)を来年4月〜開始が提案。
 保育中の重大事故の30%は預け始め1週間、50%は1カ月以内に集中しており、子どもの健康や安全上への重大なリスクが懸念されるため、反対しました。

尺八の善養寺惠介氏
 名誉市民に

 善養寺惠介氏は、今年7月、*重要無形文化財「尺八」(各個認定)保持者として認定されました。その卓越した功績により広く文化の交流に貢献されており、市内初の人間国宝として同氏を、名誉市民に推挙することが提案されました。
*人間国宝とは、重要無形文化財保持者として各個認定された人物の通称

決算特別委員会
 10件中4件に反対

 2024年度(R6年度)の決算特別委員会が9月25日から30日までの4日間行われました。一般会計、特別会計の決算額合計は、歳入が2063億4204万5364円、歳出は1963億426万8220円。実質収支は84億6604万8641円、単年度収支は5億947万1488円の黒字でした。
 市議団が反対した項目は、一般会計ではガバメントクラウド移行に伴う「標準準拠システム移行委託料」と「マイナンバーカード」に対する歳出・歳入全項目、「保育園給食調理業務委託料」について、東部及び西部クリーンセンターの「長期包括運営業務委託料」について、「大阪・関西万博自治体参加催事出展負担金」についての5項目、特別会計については介護保険特別会計と後期高齢者医療特別会計について反対しました。
 どの項目も市民や子どもへのサービス・質の低下やコスト増の懸念、市民への増税などの理由から反対しました。
 決算審査では、日本共産党所沢市議団以外に反対を表明する会派はなく、賛成多数で10件全ての決算認定が承認されました。

2025年12月議会日程

  曜日 開会時刻 議 事 の 内 容
1日 10時 提案理由の説明・議案説明
決算特別委員長報告・質疑・討論・採決
常任委員長報告(特定事件)・質疑
4日 10時 議案質疑・委員会付託
5日 9時 常任委員会審査
8日 9時 常任委員会審査
12日 9時 常任委員長報告・質疑 ・討論・採決
15日 9時 一般質問(矢作・神戸・斉藤(か)・長谷川・島田・石原)
16日 9時 一般質問(佐野・松本・末吉・入沢・山口・中)
17日 9時 一般質問(秋田・荻野・大石・谷口・赤川・中井
18日 9時 一般質問(斎藤(ゆ)・長岡・花岡・植竹・石本・小林
19日 9時 一般質問(前田・大久保)

質問項目

小林すみ子 所沢市平和都市宣言から国是の非核三原則について・専門職の会計年度任用職員の待遇改善について・定員管理計画について・高齢化社会にむけて“足の確保”について・市道整備の考え方について
矢作いづみ 所沢市の将来像について・市民参加の市政運営を・共同親権での子供の最善に利益のために・手話言語条例制定の取り組みについて・教員の負担軽減の取り組みについて・材木を利用したバス停ベンチを
中井めぐみ 所沢市の小水力発電の可能性について・私道の砂利道舗装について・トコろんおかえりQRの周知について・後期高齢者の病院窓口2割負担「配慮措置」終了について・性犯罪被害者への見舞金制度について・男女共同参画センター「ふらっと」の相談体制
花岡けんた 無計画で無責任な委託拡大について・平和について・公民館について・PFOS及びPFOAについて・オーガニックビレッジ宣言について・公契約条例について・公共交通について・差別のない人権尊重のまちづくり条例について(全体的に検討段階)