花岡けんたの議会報告

写真 今定例会では今までの一般質問や議案について経過の確認や内容を深めるものとなりました。
 可否はありますが、議員は議会で示した態度に関しては、追って確認する責任があると考えています。
 又、今回取り上げた「システム標準化」「マイナ保険証」「所沢米軍通信基地」など国政における「大企業優遇」「アメリカ言いなり」の歪みが顕著に現れたと感じます。
 10月15日には多文化共生についての懇談を企画総務課と行いました。
 以前から日本で生活する海外からの移住者の方が行政サービスに繋がりづらいといった相談を受けていました。
 外国人生活相談や窓口対応の強化を要望しました。
 応じていただいた職員の方、懇談に参加していただいた方ありがとうございました。

所沢市民の個人情報を守れ!

 以前の議会でも取り上げました所沢米軍通信基地が指定された「重要土地等調査法」についてです。
 本法律には第七条に「利用者等関係者情報の提供」があります。
 所沢市民の個人情報について「所沢市民の個人情報が何件提供されたか答える事はできない」「対象者は個人情報が提供された事を知らせる通知も出していない」と答弁がありました。
 個人情報の自己コントロール権を侵害する事は許されません。
 小野塚市長は同法律について国に対し「国民の権利や自由を侵害することのないよう」意見をあげました。
 首長として正しい対応だと考えます。
 しかし、個人の人権を損害する同法律は廃止すべきです。

システム標準化で所沢市が損をする!?

 令和六年度の第一回定例会で認められた情報システム標準化対応事業は「国によるクラウド基盤(ガバメントクラウド)に所沢市のシステムを移行」するものです。
 システムの維持管理費などのコストが増す懸念、移行が間に合わない懸念があり、個人情報の保護の観点から予算案には反対をしました。
 質問によって「移行が間に合わないシステムが存在する事」「ランニングコストを計算しておらず経費の削減に繋がるか不透明である事」が明らかになりました。
 移行期間は令和七年までですが、間に合わなかった場合は移行に係る予算が補助されるかは分かりません。
 国は「地方公共団体情報システムの標準化に関する法律」により自治体に移行を強要しています。
 先行実施自治体でも、10市町村中7市町村は維持管理費が増大している事も分っています。
 移行に係る予算の補助と維持費が増大する場合は国が責任をとるべきです。
 国はクラウド化の強要は地方自治に反する為やめるべきです。

三ケ島葭子の歌のさらなる活用を!

「砂川堀散策路」や「狭山ヶ丘緑おさんぽコース」等でのハード面での葭子の歌の活用を提案しました。
 教育委員会は葭子の歌の活用について、「整備を所管する部署にも働きかけ、葭子の歌に親しむ機会の創出に努めていく」と前向きな答弁でした。

所沢市・入間市のゴミの広域化にメリットはあるか?

 所沢と入間のごみ共同処理施設についてですが所沢市には東部クリーンセンターがあり、今後ごみの資源化も進む計画です。
 資源化が進むと入間のゴミを燃やす為の施設になる可能性がある点、広域化(一部事務組合)では所沢市の議会や行政の関与が手薄になる可能性がある事を指摘し広域化に反対しました。

放課後児童クラブの拡充を!

特別支援学級の視察の写真

 子ども家庭庁の調査における令和5年放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)によると、所沢市の待機児が337人で全国で2番目に多いことが分かっています。
 待機児の解消と「空き教室利用」における、生活の場所として子どもの権利である「子どもの最善が第一に考えられる」環境を求めました。

紙の健康保険証を残すべき!

 12月2日の紙の保険証の新規発行停止について、マイナンバーカードを取得しなくても「資格確認書」が送付され、問題なく医療が受けられる事を告知するよう求めました。
 任意であるマイナンバーカードの強要は辞めるべきです。