エアコンと学校木質化はセット・杉並区
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10月30日、第6次所沢市総合計画特別委員会で学校木質化を実施している杉並区を視察、党市議団から荒川・城下市議が参加しました。
第6次の前期基本計画にも校舎木質化が盛り込まれており、委員会としても既に導入している杉並区の現状等について調査しました。
杉並区は、2005年度に学校施設の緑化事業、省エネ化や自然エネルギー(太陽光発電)、雨水利用など学習に望ましい教室内の温熱環境を創出し、環境負荷を可能な限り少なくするエコスクールの取り組みを進めてきました。この中で国産材需要の低迷により多摩産材の利用促進方針(東京都)を活用し木質化が検討され、5つの小中学校で導入されています。
しかし、昨今の猛暑や学習指導要領の改訂で授業時数の増により、2010年〜2011年度に全ての小中学校普通教室にエアコンを設置しています。
各委員からは、木質化の効果やエアコン設置の手法や工期、維持費、国庫補助などについての質疑が出されました。
担当職員は、木質化とエアコン設置により子ども達も穏やかに過ごしている。エアコンの温度設定は基本的には28度だが状況に応じて対応。また、ガス方式か電気かはそれぞれの学校の状況で判断、既存校舎へのエアコンの後付工期は1〜2ヶ月ぐらいで1/3国庫補助(文科省)を活用したと答弁しました。
杉並区での取り組みはエコスクールとしての取り組みがしっかりとあり、その中で木質化とエアコン設置が一体として位置づけられていました。
今回の視察も含め11月7日に特別委員会で再度審査をおこなう予定です
特別委員会では改築時(2010年7月)に校舎内装木質化を導入した、区立松渓中学校を視察しました。
多摩産材の使用部屋は、普通教室、少人数教室、ランチルーム、図書館などで、壁や柱の一部に使用されていました。
同中学校での多摩産材使用による木質化経費は壁の部分だけ(床部分は改築費に別計上)ではありますが2千280万円で、所沢中央中学校の木質化経費(約1億4千万円超)と比べてもはるかに安価となっています。
議会報告会主催 所沢市議会 ☆11月17日(土)午後1時〜 ☆11月21日(水)午後7時〜 ☆内容 9月定例会報告等 *ぜひご参加ください |