5月27日(土)午後、市議会主催の議会報告会が、子どもと福祉の未来館で開かれ、矢作議員が参加しました。
前半は、3月議会の報告を委員会ごとに各議員から行い、質疑応答が行われました。
質疑の中では、「保育園制度の改善と充実を求める請願が採択されたが、今後の取り組みと具体的なスケジュールはどうなるのか?」「学童保育の指定管理者が今年度選定されるが、現在運営している事業者を変えないでほしい」など、子育てに関する質問が出されました。
休憩をはさんで後半は、4グループに分かれてざっくばらんに意見交換が行われました。あらかじめ4つに分けられたテーブルは約10人、各自3枚の付箋に、質問や要望・意見などを出していただき、担当の議員が答える形で進められました。
「クールジャパン構想・地下鉄12号線の費用対効果は?サクラタウンから航空公園駅までを一体の緑の廊下としてつないでほしい。サクラタウンはひらがなにしてほしい」
「ミューズの行事は行政の政策とマッチしているのか?レストランが不評」
「育休退園の制度は誰のために始めたのかわからない。椅子取りゲームのようで、だれがハッピーになったのか疑問。高齢出産が増えている中この制度は逆行している」
「学童保育がすし詰めで、改善してほしい。また、指定管理者制度の変更で、子どもに負担がかからないようにしてほしい」
「学校にエアコンが入っていないがどう思うか?」「市議会だよりの予算の円グラフは見やすく改善してほしい」
「健康マイレージの拡大をしてほしい」
「図書館コンビニサービスを減らさないでください」
「所沢駅東口の道路の路面表示が消えていて危ないので、改善してほしい」
「高齢者のつどいの場所を」
などなど多くの意見が出されました。
最後に、それぞれのグループでの様子を交流し、議会報告会は終了しました。
次回の議会報告会は、9月議会内容を中心に11月に開催予定です。
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二十四時間の人工呼吸器や喀痰吸引など
医療的ケアの子どもへの支援を
5月26日午後、医療的ケア児への支援について厚生労働省とのレクチャーが行われ、党市議団から城下・小林両市議が参加しました。
当日は雨の中、車椅子の医療的ケア児の親子3組が参加され、日本共産党の倉林明子参議院議員や柳下・前原県議も同席。
厚生労働省の担当からは、昨年改正された児童福祉法において地方公共団体に対し、医療的ケア児への必要な支援が受けられるよう保健、医療、福祉、教育等の連携や必要な体制整備が位置づけられ、その事業の内容が説明されました。
その後、医療的ケア児を育てる保護者からは、「365日24時間、人工呼吸器や喀痰吸引など休むこともままならない」「学校への付き添いや教室待機が原則のため、保護者は身体を休める事ができない」「生きているという事を実感させて欲しい」との切実な実態が出されました。
また、今の制度ではヘルパー利用も子どもだけが対象で時間区分も2時間、そのうち30分は引き継ぎ等にかかり使い勝手が悪い。
医療と福祉の連携が悪く、子どもが18歳になると療育リハビリをする施設が無くなり、車椅子を作るにも自己負担になってしまう等、制度の矛盾点も示されました。
「10年間、一人で背負っていたが今は同じ思いの親たちとつながることができた。だから頑張れます」と、笑顔を見せてくれたお母さん達に胸が熱くなりました。
所沢市では、今年度第4期障がい者支援計画の策定が行われる予定で、医療的ケア児への支援も盛り込む予定です。
党市議団も支援拡充のために、医療的ケア児が利用出来る施設の設置など議会で提案してきました。
高度医療の進展により、今後も医療的ケア児の増加が見込まれます。子どもも保護者も必要な支援がしっかりと受けられるよう、早急な取り組みが求められます。
(株)KADOKAWA会長 サクラタウン最終案説明
(株)KADOKAWAが、自社所有地に建設する「サクラタウン」についての最終案を30日、市庁舎全員協議会にて市議会議員に説明しました。
代表取締役会長の角川歴彦氏のあいさつに続いて、(株)ところざわサクラタウン、鹿島建設(株)などが詳細に説明しました。
模型の展示を前に、パワーポイントで、6階建ての工場棟、5階建てのロックミュージアム、シアターなどのパピリオンを配置し、敷地内に150台分収容できる駐車場を整備します。
工場棟屋上に100室分のホテル計画は、近隣に圧迫感を与える恐れがあるとして、屋上平屋造りで部屋数も33室に減りました。
質疑応答では、年間集客数は150万人と市が想定(うち海外客が3割)していること、東所沢駅周辺整備についてはJRと協議中、大型車両進入路については、県道から東川沿いの市道などと回答。
日本共産党市議から、県道からの市道の拡幅分2mは歩道部分と市の説明があることから、車道は現状の4mと変わらないため、大型車の侵入は無理ではないかと再質問。
これに対し会社側は、周辺整備は市に任せてある、として詳細は答えませんでした。
生活環境への影響について不安解消に向けて、今後とも追及していきます。 |