9月議会では、藤本市長の教育環境に対する姿勢がより鮮明になりました。
全国では猛暑で死者まで出ており、当市でも今夏3名の生徒が救急搬送されエアコン設置は急務です。
平井市議は、議会として全会一致で猛暑対策の意見書をあげたことや全小中学校へのエアコン設置の試算までしていたものを藤本市長によって後退したことを追及しました。
反原発を主張する市長であれば、太陽光発電でのエアコン設置はどうかと質問。
市長は「平均気温30度を超えたのは8日間しかない。今が良ければいいのではなく、より多くの自然・緑を残すのが私の考え、そのために夏休みがある」などと再び持論を展開しました。
また、他の議員の小中学校へのエアコン設置の質問に対して新教育長は「設置する予定はない」などにべもない答弁でした。
傍聴者からは「子どもの命より自分の古臭い持論を述べているだけ、子どもたちがかわいそう」との声があがりました。
この猛暑でエアコン設置を否定する姿に市長が求める「教育環境日本一」とは何を指しているのかが問われた議会でもありました。
市民の声に耳を傾けない
更に、平和市長会議の質問をしているのに全く関係ない答弁をし、部長に指摘され立ち往生する場面もありました。
藤本市長が議員の質問を全く聞いていないことに議場からは怒りの声があがりました。
市民からは、「これまで市長面談等を通じて要望をしていたが市長懇談を断られた」などの声も多く寄せられています。市民の声に耳を傾けない市民不在の市政運営が顕著に現われてきています。
所沢市総合計画審議会
10月24日(木)午後1時〜
市役所高層棟7階 研修室
(問合せ)政策企画課
国民健康保険運営協議会
10月22日(火) 午後1時30分〜
全員協議会室(低層棟3階)
(問合せ)国保年金課 2998−9131
無料法律相談会
10月26日(土)
午前9時30分
〜11時30分
中央公民館学習室7号
遺産相続・トラブル・労働相談等
小林弁護士・石山氏(元民事書記官)
必ずご予約を
担当・小林市議
090−9974−6267
主催:日本共産党所沢市議団
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やさくいづみの議会報告
介護保険が改悪されようとしています。「介護を社会で支える」と始まり、要介護状態にならないように「要支援」の制度も作られてきました。ところが国は、税と社会保障の一体改革のもと、社会保障国民会議で、要支援者を保険から追い出そうとしています。市は、国ではなく市民の実態としっかり向き合ってほしいと感じました。
介護保険改悪と要支援者への対応
社会保障国民会議報告書は、社会保障はあらゆる分野で「徹底した給付の重点化・効率化が求められる」とし、介護保険に関しては、「サービスの重点化・効率化」を求めています。「要支援1・2を介護保険から外す」事を明確に打ち出し、利用者・事業者から不安の声が上がっています。市としての対応を質問。
部長は、「国の動きを注視していく。身体介護には専門のケアが必要。生活介護はボランティアやNPOの協力も」と答弁。私は専門職での対応と、現在の水準を守ることを求めました。
精神障害者への支援充実を
精神障害をかかえながら、一人で生活している青年から「仕事もできず生活がきびしい中、アパート家賃や医師意見書への補助があれば、自立できる」と手紙をもらい、質問しました。 部長は、家賃や医師意見書への補助にはきびしい答弁でしたが、市内7か所の相談支援事業所で相談に応じると答えました。
がん検診の充実を
死亡の約3割はがんが主因です。早期発見・治療が生存率にも影響するがん検診は、身近な医療機関で受けられるようこれまでも議会で質問してきました。
胃がん・肺がん検診の充実を求めましたが、「財政がきびしい」受診率向上には「個別の健康相談で対応する」と消極的な姿勢です。
国民健康保険の給付の一割は、「がん」が占めています。がんの早期発見で、市民の健康と命を守る姿勢を望みます。
保育について
富岡保育園建替え待機児は減らして
開設から48年(S40年)が過ぎ、老朽化した富岡保育園は、平成27年度、建替えが決まりました。市は待機児童がいるのに、26・27年度の新入園児を募集しないことがわかり、待機児解消のため、募集を求めました。
部長は「園庭に仮園舎を建てて建替えるため、園児の安全を最大限に確保する。少人数でできる保育を行う」と答弁。建替え後の定員は、「現在の80名」と答えました。
入園のしおり(在園児版)について
来年度の保育の継続を確認する調査と一緒に、『入園のしおり(在園児版)』が配られました。内容は「待機児より指数が低い場合…保育料滞納の場合…継続保育をお断りする」「勤務時間が著しく減っている場合…再選考・退園になる」など、厳しい表現があり、保護者からも疑問の声が届いています。
部長は「入園時のしおりを紛失する方もあり、内容の再確認のため新たに配布した」とし、内容・表現については「再考もできる」と答えました。
*また、関心の高い『子ども・子育て会議』は、傍聴者が入れる会議室での開催と市民意見を取り入れることを求めました。
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