9月議会は9月2日開会、27日閉会の日程で開かれています。市の憲法とも言われる自治基本条例など22議案と決算認定12件、「議員定数36を32に減数する請願」など請願3件が審議されます。
市の公募による市民検討委員会が中心となり素案作りまでかかわってきた「自治基本条例」。いよいよ9月議会に提案され、議会としての審議が始まります。
議案の段階では、市民検討委員会の手を離れ、庁内の職員の手でまとめられました。
条例は「住民投票制度」など画期的な内容がある反面、主権者である国民が政府を制約するという「憲法」同様の基本的位置づけが不明確で、逆に市民生活を束縛する恐れもあるなど、問題点も多々あります。
審議するのは総務常任委員会ですが、市民検討委員会の有志が提出した「公聴会などを実施するなど議会として市民の声を聞くべき」との請願の趣旨を尊重した対応が求められます。
「市の憲法」と言うからには、多くの市民の共感が必須条件であり、議会の役割が注目されます。
社会福祉法人わか竹会の運営する「わかたけ元町保育園」増築への補助金、約4千万円が補正予算として計上されています。
これは県の「安心こども基金」を活用したもので、来年4月入所に向けて整備し、待機児の解消を図るものです。
【その他の議案】
★所沢市立所沢幼稚園(岩岡町)を廃止する条例改正
★養護老人ホーム亀鶴園等の管理を社会福祉法人「若狭会」に指定する件
★児童扶養手当の対象を父子家庭と母に障害のある家庭に拡充
★介護保険基金積立金3億6千5百万円(これにより基金残高13億3千6百万円)
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今議会に市議会の定数を現在36名のところ、32名にする4名の議員定数削減を求める請願が提出されました。
提出したのは所沢市経済活性化協議会(代表、島田孝男)。
今でさえ議員一人当たりの人口が多い当市。削減は市民の声をますます市政に届きにくくするものです。
8月26日の国民健康保険運営協議会に市長は、平成23年度から国保税約5億円を引き下げるなどの「諮問」を行いました。
21年度は10億円を基金に積立て、その上10億円の繰越金が発生。22年度は約10億円の余剰金が見込まれるなか、「5億円」とは剰余分のほんの一部にすぎません。
月日 |
曜日 |
開議時刻 |
議 事 内 容 |
2日 |
木 |
本会議 10時 |
提案理由の説明・議案説明 |
議案質疑・討論・採決(先議) |
特別委員会の中間報告・質疑 |
常任委員長報告(特定事件)・質疑 |
3日 |
金 |
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議案調査(休会) |
6日 |
月 |
本会議 10時 |
議案質疑 |
決算特別委員会の設置 |
7日 |
火 |
委員会 9時 |
四常任委員会並行審査 |
8日 |
水 |
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一般質問調査日(休会) |
9日 |
木 |
本会議 10時 |
一般質問(大石・矢作・福原・桑畠・小林) |
10日 |
金 |
本会議 10時 |
一般質問(西沢・吉村・すがわら・杉田・荒川) |
13日 |
月 |
本会議 10時 |
一般質問(大舘・岡田・荻野・城下) |
14日 |
火 |
本会議 10時 |
一般質問(脇・平井・末吉・村上) |
15日 |
水 |
本会議 10時 |
一般質問(秋田・浅野・石本・高田) |
16日 |
木 |
委員会 9時 |
常任委員会審査(予備日) |
17日 |
金 |
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議事整理日(休会) |
21日 |
火 |
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議事整理日(休会) |
22日 |
水 |
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議事整理日(休会) |
24日 |
金 |
本会議 10時 |
常任委員長報告・質疑 |
27日 |
月 |
本会議 10時 |
討論・採決 |
一般質問の概略
荒川 広 議員 |
国民健康保険の広域化について、公契約条例、他 |
平井 明美 議員 |
所沢市事業仕訳について、子どもの貧困、保育園待機児問題、他 |
小林 すみ子 議員 |
生活保護について、平和問題、他 |
城下 のり子 議員 |
ゴミ問題、障害者施策の充実、入札問題、他 |
矢作 いづみ 議員 |
子育て支援策(放課後児童・児童館)、教育の諸問題、他 |
すがわら恵子 議員 |
義務教育の無償化について、テレビの地上デジタル波問題、障害者の外出支援策、他 |
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