6月議会はじまる 「燃やさないごみ」を焼却 周辺自治会の合意なく決定 東部クリーンセンター

 6月議会は6月10日開会、7月1日閉会の日程で開かれています。冒頭、恒例の正副議長選挙などの議会人事の後、15議案と請願3件(小学校の学校図書館に司書配置を願う請願など)が審議されます。

当麻市長に申し入れる柳下礼子県議と日本共産党市議団

 市はこれまで埋め立ててきた「廃プラスチック類ごみ」を焼却する方針に転換しました。
 これは、東部クリーンセンター建設時に、周辺自治会との間で交わした「プラスチックは燃やさない」との約束を踏みにじるものです。
 市は実証試験の結果、安全が確かめられたとして今年の一〇月一日から焼却するとしています。
 「廃プラスチック類」について市は、「燃やさないゴミ」として収集し、破砕処理後、金属等の資源物を回収した後に残ったものと説明しています。これらには、小型家電、はきもの、ビデオテープ、ハンガー、スポンジ、ゴム製品、かばんなどの合成皮革製品(塩化ビニール等)などが含まれています。
 実証試験でも多くの有害物質が発生しておりながら、「規制の対象になっていない」ことを理由に「安全」と言い切る市の対応はあまりにお粗末です。今議会では、関連予算の増減額を補正する一般会計予算が提案されており、大きな論議をよぶものと予測されます。

【その他の議案】

子ども手当ての創設による、住民税の扶養控除廃止条例

空き家等の適正管理に関する条例

防犯のまちづくり推進条例

並木、西新井保育園での一時預かり等事業

口蹄疫対策の申し入れ 日本共産党市議団

 6月8日、日本共産党市議団と柳下県議は口蹄疫対策について、「口蹄疫被害の拡大防止や発生原因と感染経路の早期解明」など4点について当麻市長に申し入れました。また、党市議団がこの間訪問した市内畜産業者の声を届け、緊急対策を求めました。農家からは「事態が落ち着くまで豚の移動はストップしている」「子牛の餌代も高騰しているのに牛肉の価格が下がり大変だ」「消石灰はあるがワクチンがない」などの声が寄せられています。市は、「市内家畜農家は24件で牛豚農家は14件」「県が口蹄疫連絡協議会で6月4日研修会を行い、情報の共有を畜産農家やJAなどと協力し意見交換を行っている」との回答でした。

2010年6月議会日程
月日 曜日 開議時刻 議 事 内 容
6月10日 午前10時 委員長報告・質疑・討論・採決・常任委員長報告(特定事件)・質疑・提案理由の説明・議案説明・議案質疑・討論・採決(先議)
14日 午前10時 議案質疑
15日 午前9時 四常任委員会並行審査
17日 午前9時 一般質問(大石・吉村・荒川・浜野・浅野・赤川)
18日 午前10時 一般質問すがわら・荻野・矢作・安田・福原)
21日 午前10時 一般質問(岡田・水村・脇・桑畠・石井)
22日 午前10時 一般質問(高田・城下小林・杉田・平井
23日 午前10時 一般質問(末吉・石本・中村・西沢・村田)
24日 午前9時 常任委員会審査(予備日)
30日 午前10時 常任委員長報告・質疑質疑
7月1日 午前10時 討論・採決

市議団のとり上げる一般質問(予定)

荒川  広 事業仕分けについて・まちづくりについて・その他
平井 明美 基地問題・健康診査について・保育園待機児問題・その他
城下のり子 市長の政治姿勢・家庭保育室について
障害者自立支援法について・農業・他
小林すみ子 旧生涯学習センターの今後について・小規模契約について
障害者施設運営・他
矢作いづみ 国民健康保険・ワクチン助成について
学童保育・農業について・他
すがわら恵子 保健所について・民間住宅のアスベスト
里山再生について・他

*このほか各議員の地域の問題も質問します。傍聴においでください。