こんにちは 矢作いづみです

2009年9月議会報告


 つるべ落としの夕暮れ…朝夕の冷え込みに秋の訪れを感じます。みなさんお元気でしょうか。新型インフルエンザの流行で、学級閉鎖も始まっています。健康に毎日を送りたいですね。
 自民・公明政権が終わり、民主党政権が誕生しました。党市議団提案の“こども医療費を国の制度に”の意見書を可決することができ、市議会にも変化が生まれてきていると感じています。

特定健康診査・がん検診を受けやすく

 昨年、国が健康診査の方法を変え、検査項目も減らしてしまいました。所沢の国民健康保険の健診は800円の有料となりました。特定健診とがん検診が一緒に受けられ、料金も安いなど他市の例も挙げ、受けやすい検診の改善を求めました。
 特定健診の充実については、「国民健康保険会計の状況を見ながら検討する。」がん検診を病院で受けることは、「有効であるが、多くの課題解決が必要で、医師会との協議を重ねたい。受診料の補助・無料化は受益者負担の観点から、一定額の負担はやむをえない。」と部長答弁でした。
 特定健診・がん検診が受けやすくなるよう、引き続き取り組みます。イラスト

農業の振興を

 農地法の改正による市への影響はどうか。また、市街化調整区域にトイレ等を整備して市民農園にするなど、農業振興について質問しました。農業委員会会長は、「地域の営農に影響を及ぼす恐れがある場合は許可しない。農業委員会の権限も明記され、これまで以上に適正かつ厳正な運用に努める。」部長は、「市街化調整区域内の整備は現状では難しい。農業振興は、市内のJA組合員にアンケートを実施し、地区別の方向性をまとめ、第5次総合計画に反映させたい。」と答弁しました。

学童の待機児を増やさないで

 保育園の待機児が増え、全国的に問題になっています。今後、学童保育の待機児を増やさないために、施設・指導員の専門性の充実、学校内に学童保育施設を作ることなど、質問しました。
 施設の増設について、「児童の推移を見て対応する。」学校施設等の活用は、「教育活動に支障があってはならない。」と消極的な部長答弁でした。
 保育の専門性について部長は「学童期の児童に対して専門的知識と経験が重要な要素」と前向きな答弁でした。

公務労働のワーキングプア解消を

 労働者の3人に1人が非正規雇用といわれますが、公務労働も同じ現状です。保育園で担任を受け持つなど、正規職員と同様の仕事を任されながら、賃金は半分以下という現状について市長の見解を聞きました。市長は、臨時職員と正規職員で同様の勤務形態も見受けられることから、今後、業務における役割・責任の度合いなども見ながら適宜改善に努めたい。と答弁しました。イラスト

中富交差点の改良を

県道所沢上福岡大宮線と東京狭山線が交わる、 中富交差点では、接触事故もおきており、地域の方から「危ない」と指摘されています。右折車線帯を設けるなど改良を求めました。部長は、「現状では右折帯は構造的に難しく、用地買収による検討を行うよう県に要望したい。安全対策・渋滞緩和も県公安委員会に要望したい。」と答弁しました。

*市教育委員会は、市立所沢幼稚園(岩岡)の廃止を決めずに、来年度4歳児募集停止を決め、撤回を求める議会陳情も否決されました。私は、存続を求めてきていたので、とても残念です。今後子育て支援に生かされるよう、取り組みます。