2007年6月議会報告
マンション建設の高さ制限について市長の見解は? 〜まちづくりの視点から〜
市内の花園、所沢新町、西所沢などマンション建設・計画がすすんでいます。東京都国立市では、地域を区切って高さ制限条例を作ることで、制定前は年10件の高層マンション建設が、年3件と大幅に減少しています。地域と調和する街を作る点で、市長の考え方を問いました。
◎市長は、市の基本方針に沿って、周辺環境に配慮した街づくりを進める。市のポテンシャルであるみどり・利便性を大切にすると答えたのみでした。
パイオニア工場跡地のマンション建設による、近隣への交通の影響に対する対応は?
◎庁内20課で予備協議を行い対応している。車両の出入り、西側通学路の歩道など要望に答えられるよう努力すると部長は答弁しました。
子育て支援の充実について
公立幼稚園は利用者・住民の意見を反映させて充実を
公立幼稚園は、定員割れしていることから公立幼稚園運営協議会で「あり方」が審議されています。利用者・住民の意見を運営協議会に反映させ、通学地域の拡大を求めました。
◎審議会では、広範な方々に協議いただいている。廃園にこだわっているわけではなく、決まっていない。20年度募集要項は、改める方向で検討中という答弁でした。
保育園の待機児解消について
保育園の待機児は154人で、昨年より125人減少ですが、老朽化している公立保育園の増改築で、待機児解消・子育て支援センターの充実を、と質問しました。また、東所沢保育園・富岡保育園前の交通安全対策への要望に対する見解を求めました。
◎待機児解消は、民間保育園の協力を得て進める。築30年以上の公立園の建替えは、財政的にきびしく、修繕との整合を見ながら考える。保育園前の交通安全対策については、関係各課と協議し、改修に向け早急に検討する。と答弁しました。
旧並木東小学校の跡地利用について
市民から要望されているように、青少年が利用できる施設となるのか、また、バリアフリーの観点から、高齢者大学などが入る生涯学習エリアは一階に、カウンセリングセンターが入る官学連携エリアは二階または三階にと考え、見解をたずねました。いつまでに改修するのかも、質問しました。
◎跡地利用は、官・産・学が連携し、キャリアアップ・資格取得できる施設を考えている。テーマによっては若い人も対象となる。改修にあたり、エレベーターを設置し、バリアフリー化する。できるだけ早急に進めていく、という答弁でした。
墓地建設について
3月議会で請願が採択されましたが、その後の行政指導と、付帯決議はどのように生かされるのか質問しました。また、立川市の指針にあるように、「原則として新たな造成計画は認めない」などを所沢市墓地等の経営の許可等に関する条例に盛り込むべきではないかと、質問しました。
◎住民との話し合いは真摯に行うよう行政指導している。設置者と住民との協議の段階であり、設置に特段不適当ではない。付帯決議は、墓地埋設法の19条に照らし、管理等不適切な場合の使用許可の取り消しが考えられ、公益法人として適切な管理を求めていく。また、条例化は、法律の規定上難しいが、今後前向きに検討するという答弁でした。
このほか、リサイクルの向上・所沢聖地霊園から所沢斎場への歩道設置についても質問しました。
(「こんにちは 矢作いづみです」2007年6月議会報告から)
トップ ・ 議員団紹介 ・ トピックス ・ 市議会報告 ・ 議員だより ・ リンク