2022年3月27日号
やさくいづみの議会報告
ウクライナへのロシアの侵略により市民が命を奪われ、国を追われる報道に一日も早い終結を望みます。
「殺す人になってはなりません。殺される人になってはなりません。兵隊になってはなりません。戦争は全てを壊します。全てを燃やします」戦争体験者の渾身の訴えが胸に響きます。
ロシアはウクライナの原子力発電所を攻撃。
戦争による唯一の被爆国・福島第一原発事故を起こした日本の岸田首相は、広島出身と言うのなら、核兵器禁止条約を批准し、世界に核兵器廃絶の発信をすべきです。 |
コロナ禍
教育支援を
コロナ禍でパートやアルバイト収入が減少、一方で大学中退者は増加。 経済財政諮問会議の資料では、過去25年間の世帯収入は、35〜44歳が一〇四万円45〜54歳が一八四万円も減少しています。24〜34歳の年収は二百万円台で非正規が増加です。 就学援助の基準を引き上げ、対象者の拡大と項目の充実を求めました。
部長は「基準の見直しは、必要に応じ慎重に行う。コロナ禍で再審査を丁寧に案内し、例年より件数が増えた。新入学学用品費は新年度、小学生は三千円増額する(国の単価増額)」と答え、一歩前進です。
市独自の奨学金制度を
当市は人件費が高い東京都に労働者が流出し、保育士・看護師・介護福祉士などの人材確保が大きな課題です。
市独自の貸付や奨学金制度創設を提案しました。
各担当部長から、埼玉県・医師会・看護師・介護福祉士協会等の貸付金制度(地元への就職で返済免除)があり、こうした制度の活用と、ホームページなどで周知している。市独自の支援策は考えていないとの答弁でした。
専門職の人材確保が厳しい中、派遣労働の予算も出てきています。市民サービスの充実・人材育成・地域活性化にもつながる教育支援の拡充を引き続き求めていきます。
国民健康保険
統一化撤回を
国民健康保険が県運営になり4年、2026年保険税統一化が検討されています。統一化は増税が懸念され、統一化撤回と国費投入の増額を質問しました。部長は「保険税水準の統一化は医療保険制度構築、公平性・安定的な運営として必要であり、負担の公平性の観点から国の方針に沿ったもの。統一化撤回を求める考えはない。増額など様々な支援は、全国市長会を通じて国に要望している」等と答弁しました。
市独自の低所得者への医療費減免の存続を求めたところ「県のワーキンググループ等の場で訴えるべきは訴えていく」と力強い答弁でした。
バス停の改善とベンチの設置
並木通り団地入口の西部バスのバス停は、歩道が狭く、乗客・歩行者・自転車の安全確保のため、改善が求められています。バス停近くの植込みにベンチ設置を提案しました。部長は「道路管理者の県とバス会社に伝える」と答弁しました。新所沢駅東口・航空公園駅東口をはじめ、バス停へのベンチ設置についても質問。 部長は「車が無くても歩いて暮らせるまち、人を中心とした街づくりとして、新年度ベンチの設置は可能な箇所から進めていく。駅のバス停は財政上・メンテナンス等設置は難しい」等と答弁。
廃止する市役所食堂の活用を
市役所8階の食堂は厨房施設の老朽化で、4月より廃止されます。市役所を利用する市民や職員のため、地元商店のお弁当やお菓子の販売を提案。地域経済の活性化にもつながります。
部長は「新年度は、休憩・打合せスペースとして暫定的に運用する。今後の活用について広く検討する」と答弁しました。 |