小林すみ子の街角ほっとメール

2022年1月議会報告

日本共産党市会議員 小林すみ子

小林すみ子の議会報告

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 「アベノマスク」保管費用に6億円!「会計検査院報告では昨年11月時点で約8千2百万枚もの在庫▽厚労省は配布希望の申請期限を今月14日から28日迄延長と発表▽所沢市は3千枚申請に▽市民の問合せで塩川鉄也事務所を通じて聞いたが厚労省は送料等の見積りはせず、20年度の950億円の繰越金を使い、倉庫代もここから出費と回答▽希望者全員に配布しても、膨大な在庫数はさばけるのか▽廃棄にも血税を投じ、コロナ感染対策には役だたず、この税金の無駄遣い!

ギガスクール構想の課題

 コロナ禍で、20年度3学期からタブレット活用が前倒しで始まりました。「誰一人取り残さない」体制・取組みとして、@各校1名のTCT専門員の配置、A低学年の持ち帰りを少なく、使用も多く求めない事、B外国籍の子どもに、説明書はせめて英語・中国語を、C依存症・いじめ・使用時間のルール等求めました。
 担当部長からは@現在は4校に1人GIGAスクールサポーターを配置、3月末まで任用。今年度末の成果と課題を見極め、適切な支援を検討、A重さがあり、適切な判断を促している。TCT機器はあくまで道具で、子ども達の発達段階に応じて活用方法を周知する。B簡単な日本語を使ったリーフレットの作成や翻訳機能アプリを使った説明等で対応する、C教育委員会では持ち帰りのルールを発行し、健康への影響や情報モラル等喚起している。メールやチャット機能は停止している等の答弁がありました。

敬老事業支援について

 長寿を祝う敬老会行事。対象年齢は75歳だったのが19年から77歳です。
 コロナ禍で20・21年は中止し、市の敬老行事交付金は2年分5千250万円は返上となりました。行事ではなく、祝い金や贈答品をだす自治体もあり、再考の声があり見解を求めました。
 担当部長は「100歳及び88歳の節目の方には、市よりひざ掛けや狭山茶をお祝品として贈呈した。今後の敬老のあり方として、検討委員会で協議をしてもらう」と答弁しました。

義務教育の自己負担軽減を

 憲法26条は「義務教育は、これを無償とする」としていますが、無償なのは教科書だけです。国の教育費公的支出がOECD加盟国で38カ国中37位のレベルです。85年から国が教材費の国庫負担を一般財源化にしてから自治体の補助は急減です。
 私費負担の教材費・制服代・部活動費の負担が家計を圧迫しています。これらの軽減と教育の一環である給食費の無償化を求めました。
 担当部長は「教材や部活動費用は市から一部補助をしているが、新たな費目の軽減は難しい。給食費は財政状況から大変困難」と答弁しました。

原油価格の高騰から生活・営業を守って

 原油価格の高騰で暖房費燃料代の値上がりで、市民生活や事業等に深刻な影響がでています。
 国が急遽打ち出した「福祉灯油」など自治体の独自補助への「特別交付税」措置を活用して、市民への暖房費燃料費の補助を求めました。
 担当部長は「原油価格の動向、社会情勢をみた中で検討することと考えている 」との答弁に留まりました。

期日前投票所の増設を

 19年6月議会に期日前投票所の増設や高齢者施設・病院等に投票所の設置・郵便等での不在者投票の拡充実現を求める請願が採択されています。
 期日前投票に来て長蛇の列で帰る方もでてます。今だ2か所しかない期日前投票所の増設を求めました。
 選管委員長は「課題があり、慎重に検討すべき」と消極的答弁でした。
 なおトランスジェンダーの方から要望があった、期日前投票所受付時の男女区別押しボタンは見えなくする事になりました。